2013年03月07日

「ああ、ようやく自由になれたんだ!」後藤徹さんの証言より

前回の記事で、拉致監禁の本質は、「自由の剥奪」と書いた。今回は、後藤徹さんの証言の中から、12年5ヶ月ぶりに「自由」を取り戻した部分を紹介したい。

後藤さんが、12年5ヶ月の監禁から、追い出されるように解放されたのは、2008年2月10日の夕方4時頃の事。後藤さんは、近くの交番で、助けを求めるが相手にしてもらえず、渋谷の教会の本部まで歩くことを決意する。

解放から3年後の2011年1月末に、後藤さんは、、宮村峻、松永堡智(やすとも)新津福音キリスト教会牧師、日本同盟基督教団、後藤徹氏の兄と兄嫁、後藤徹氏の妹、を相手取り民事提訴を起こした。

今回紹介するのは、その民事裁判で、裁判所に提出した後藤さんの陳述書からである。

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2013年03月06日

拉致監禁の本質は「自由」の剥奪

前にも書いたことだが・・・、2011年暮れに発表された「国境なき人権」のレポートの英語版のタイトルは、Abduction and Deprivation of Freedom for the Purpose of Religious De-conversionだが、日本語版では、Deprivation of Freedom が、ただ単に「拘束」と訳され、日本語のタイトルは、「棄教を目的とした拉致と拘束」となっている。

日本語のタイトルは、Deprivation of Freedom の訳として、「自由の剥奪」と、して欲し かった。(関連リンク:「国境なき人権」レポート英語版  「国境なき人権」レポート日本語版 )

私でも、ブログの記事を書いたら、もっともふさわしいタイトルを付けるようと努力する。「国境なき人権」は、プロの活動家の集まりであり、当然の事ながら、日本の拉致監禁問題を扱った60ページに及ぶレポートのタイトルには、最大限の力を注いだことだろう。そして「 Deprivation of Freedom(自由の剥奪)」と言う言葉を選んだのだと思う。

「自由の剥奪」これこそが、拉致監禁の本質だと思う。ただ単に拘束による問題ではなく、拘束により物理的・精神的自由が剥奪されたから、人権問題なのである。では、拉致監禁では、どのような自由が剥奪されているのか?

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2013年02月21日

「表現の自由」と「宗教の自由」の関連性

前回からの続きである。ローズ博士は、拉致監禁問題、宗教の自由についてのイベントで、「表現の自由」について長い時間を割いた。なぜ、「宗教の自由」イベントで、「表現の自由」について語ったのか? 「宗教の自由」と「表現の自由」の関連性とか、書いてみたいと思う。

ローズ博士は、次のように語っている。
http://humanrightslink.seesaa.net/article/286224977.html
表現の自由は、いくつかの国で脅威にさらされています。あなたが、宗教の自由について語る時、表現の自由についても、語らなければなりません。

突き詰めた分析において、宗教の自由は、表現の自由と切り離して考えることはできません。

ローズ博士は、「表現の自由」と「宗教の自由」について、切り離して考えることの出来ないものだと言っているが、それに対して、説明は特にしていない。私が考えてきた事を書いてみたいと思う。

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2013年02月18日

表現の自由:私にも、私に反対する人達にも。

前回の記事で、アーロン・ローズ博士の「人権の核心は自由」という言葉を紹介した。

きょうは、「自由」とりわけ「表現の自由」について、取り上げてみたい。ローズ博士の2012年8月アメリカ議会でのスピーチの中に自由に関するものがある。ローズ博士は、自由の中でも、表現の自由についてかなり時間を割いている。

aaron rhodes_large.jpg
写真 = アーロン・ローズ博士

今回は、ローズ博士のスピーチの中から「表現の自由」に関する部分を抜粋してみた。

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2013年02月12日

人権の核心は自由

昨年(2012年)の後半、拉致監禁問題に関して、ヨーロッパを拠点とする二人の人権活動家の活動を、多く取り扱ってきた。一人は、アーロン・ローズ博士であり、もう一人は、「国境なき人権」のウィリアム・フォートレ代表である。

私のブログでは、これら二人のスピーチを日本語で紹介することに、時間を費やしてきたが、今回から、数回に分けて、私が、この二人から学んだことを、書きたいと思う。

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posted by 管理人:Yoshi at 09:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 人権とか、自由とかについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする