後藤徹氏最終準備書面
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(以下は、書面内「2. 解放時の原告の栄養状態」からの引用 + 私の解説 )
被告側からが書面を提出した医師二人は、「アルブミン値が正常を示していることを主な根拠に、原告は栄養失調状態にはない」と主張した。一見、素人(しろうと)から、見ると、「正しいのかな?」とも、思ってしまう。実際、アルブミン値を栄養失調状態か、どうかの判断に使うのは、日本では、今でも、広く行われているようであるが、世界では、通用しない理論だったようだ。
原告側から書類を提出した、ある日本栄養学会の権威である教授は,「アルブミン値は,従来は栄養状態を表す指標としてよく用いられてきたものの,実際にはアルブミン値は炎症の程度と関係しているのであって,必ずしも栄養状態を表してはおらず,特に原告のように栄養摂取不足による単純な飢餓の場合はアルブミン値の低下は軽度であるため,アルブミン値だけで栄養状態を評価することに問題がある。」とし、さらに、「現在世界で最も多く用いられている米国の栄養評価ツール(SGA)によれば,2008年2月17日時点で原告は全ての項目で「重症の栄養不良」に分類される。」とした。
アルブミン値の扱いについて、日本での視点と、世界の視点とは、かなり違うようだ。世界的にみたら、時代遅れの理論を使い理論を展開した被告側に、無理があったようだ。
拉致監禁グループとその協力者の行う拉致監禁・強制改宗という行為は、世界から見たら、完全に人権蹂躙、人権侵害、違法行為である。拉致監禁グループは、国際的には、存在できる場所がなくなってしまった。それには、「国境なき人権」の報告書の貢献が極めて大きい。(当然のことながら、拉致監禁グループは、拉致監禁など存在しない・・・と言っているが。)
「国境なき人権」報告書の発表は、日本の拉致監禁問題を解決していく上で、世界的な画期的な事件だった。
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