
Photo by Mr. Kazuhiro Yonemoto
アメリカの例をみて、「裁判闘争により、拉致監禁はなくなっていく」と確信するようになり、ここ数年、後藤さんの民事裁判の日程に合わせて、日本帰国の予定を立て、第一審での証人喚問、第一審の判決、控訴審判決など、目撃することができた。
2014年11月13日に、控訴審判決が、東京高等裁判所にて言い渡された。第一審の "誤った" 判決箇所を、ほぼ完全に糺(ただ)してくれた歴史的判決だった。その後、被告側の松永堡智(やすとも)、宮村峻(たかし)、兄等が最高裁に控訴し、ここ半年くらいその結果を待っていた。
2015年6月29日、最高裁第3小法廷(大橋正春裁判長)は、被告らの上告を棄却する判決を下し、控訴審判決が確定した。
簡単に、後藤徹さんの拉致監禁事件と、その後の、刑事、民事両方の後藤さんの闘いを記録しておきたい。
1987年10月:1回目の監禁、11月下旬、偽装脱会により脱出 (これは、訴訟の対象ではない)
1995年9月11日:新潟に連行され、監禁される (2回目の監禁、新潟に約2年監禁される)
1997年12月頃:東京に移送される(東京に、10年と少し、監禁される)
2008年02月10日:12年5ヶ月の監禁から開放され、11日未明、緊急入院、50日後に退院
2008年6月:後藤氏、荻窪警察署に告訴状を提出
2009年12月9日:東京地検担当検事、不起訴処分を下す
2010年10月8日:検察審査会、「不起訴相当」の処分を下す(刑事追求の道が閉ざされる)
2011年1月31日:後藤氏、損害賠償を求め、民事訴訟を提起
2014年1月28日:民事訴訟の判決下る。その後、原告、被告共、上告する。
2014年11月13日:控訴審判決下る。被告側が、最高裁に上告する。
2015年9月29日:最高裁、被告側の上告を棄却する判決を下し、控訴審判決が確定。
最高裁が、被告(家族や、職業的改宗家、拉致監禁牧師)の上告を棄却し、控訴審(第二審)の判決が確定したことは、日本の拉致監禁が消滅していく過程における、重大な出来事だ。闘い続けてきた後藤さんの精神力に心から敬意を表したいと思う。
今回記事の参考URL:
★12年5ヵ月の拉致監禁裁判 最高裁が改宗活動家らの上告棄却
(全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会)
http://kidnapping.jp/news/151001.html
★速報!後藤裁判−最高裁が被告の上告を棄却 高裁勝訴判決が確定す
(ブログ:火の粉を払え)
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-637.html#more
★後藤さん心からおめでとうございます。 (秀のブログ)
http://hydenoshikou.kakuren-bo.com/Entry/162/#comments
後藤さんの民事裁判が終結しても、まだまだやっていかないといけないことは多い。このことは、また次の機会に。
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あまりに、久々の更新なので、
ランキングなんて、どうでもいい気分だけれど・・・
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