2014年11月07日

高澤守牧師と親族を刑事告訴 - 広島の夫婦同時拉致被害者

2014年11月7日、世界基督教統一神霊教会(統一教会)広報局が、プレスリリースをマスコミ各社に配信し、同日、統一教会広報局サイト 「雲外蒼天」 にて公開した。

ここに、そのプレスリリースを全文掲載させて頂く。

2014年7月に、広島で統一教会信者の夫婦が、強制脱会目的で拉致され、手足を縛られ、車で大阪の監禁マンションに拉致される事件が起きた。詳細は、「国境なき人権」のニュースレターを日本語訳にする形で、このブログでも詳細を報じた。次の記事を参考にして頂きたい。
★夫婦 同時拉致事件 続報: 手足を紐で縛られ、寝袋に詰め込まれ、移送される
http://humanrightslink.seesaa.net/article/405268400.html

今回の統一教会のプレスリリースは、その夫妻が、高澤守牧師、親族等を刑事告訴したニュースである。


出典元:統一教会広報局サイト 雲外蒼天
出典元URL: http://www.uc-pr.org/%E9%96%A2%E9%80%A3%E8%B3%87%E6%96%99/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9-%E7%A5%9E%E6%88%B8%E5%B8%82%E3%81%AE%E7%89%A7%E5%B8%AB%E7%AD%89%E3%82%92%E5%88%91%E4%BA%8B%E5%91%8A%E8%A8%B4/

記事タイトル:プレスリリース 「神戸市の牧師等を刑事告訴」
プレスリリース 「神戸市の牧師等を刑事告訴
11月7日、広報局からマスコミ各社に配信したプレスリリースを公開致します。
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平成26年11月7日


報道関係者 各位

世界基督教統一神霊協会 広報局


夫婦拉致監禁・脱会強要事件
神戸市の牧師等を刑事告訴


 広島市内在住の世界基督教統一神霊協会(統一教会)信者夫婦が、本年7月26日から31日までの6日間、大阪市内のマンションの一室に拉致監禁され、脱会強要を受けたとして、本日、神戸市の牧師等を広島西警察署に刑事告訴しました。告訴状によると、7月26日、夫(43歳)は親族等から、入院中の親戚の見舞いに行くと言われてワゴン車に乗せられ、見知らぬ男性の運転で大阪市淀川区内のマンションの一室に拉致監禁されました。続いて、8歳の長女と3歳の長男の2人の子供達と共に広島市内の実家に招かれていていた妻(40歳)も、親族等から突然襲撃を受け、両腕、両足等を縛られ、寝袋に入れられ、更に寝袋の上からも縛られてワゴン車に監禁され、2人の子供達と引き離されたまま、夫が監禁されたのと同じ大阪市内のマンションの一室に監禁されました。同室の玄関ドアは2種類の南京錠とチェーンとによって二重三重に施錠され、また、同室のベランダに通じる窓は、針金によってクレセント錠部分が固定され、開閉不能にされていました。同室では親族等が夫婦を監視しましたが、更に、親族ならぬ見知らぬ女性が、玄関ドアを施錠していた南京錠の鍵を首からぶら下げて監視し、同女の許可が無い限り誰も部屋から自由に出られないという、厳重な監禁下に置かれました。

 同室には翌日からキリスト教神戸真教会の牧師高澤守らが訪れ、連日、統一教会の悪口や人格攻撃を行って信者夫婦に対する脱会を強要しました。夫婦は、暴力的に拉致監禁された上、幼い2人の子供達から無理矢理引き離され塗炭の苦しみを受けました。

 7月31日午前1時頃、夫人が、監禁犯の1人の携帯電話を使用して警察に通報し、駆けつけた警察官によって遂に夫婦は解放されました。この日の夕方には、親戚の家に引き取られていた2人の子供達を戻され無事再会することができました。

 夫婦は、今回の拉致監禁、脱会強要事件が高澤らの主導で行われたことから、親族が示談に応じるなら、親族を告訴対象から外し、高澤ら、親族以外の関与者のみを刑事告訴すべく、親族等と示談交渉を行いました。示談で要求した主な内容は、今回の拉致監禁にまつわる事実関係を認めること、事実や証拠を隠すことなく提供すること、今後2度と同種行いを繰り返さないと約束することの3点でした。ところが、親族等がこれに応じることを拒否したため、親族等も含めて刑事告訴するに至りました。

 高澤守は、これまでにも、マンションの高層階に監禁された統一教会信者男性が脱出を図ってベランダから転落し、瀕死の重傷を負った事件に関与するなど、悪質な脱会強要事件に数百件関わり、2度民事訴訟で敗訴し、また、2度刑事告訴されました。しかし、刑事事件においては、2回とも起訴猶予により不起訴処分とされてきました。「自分は何をしても許される」との思い上がりから今回の事件に至った、というのが信者夫婦の主張です。

 統一教会信者に対する拉致監禁、脱会強要事件は1960年代後半に始まり、それ以降、約50年弱に亘って繰り返し行われてきましたが、司法機関による救済は必ずしも十分なものではありませんでした。また、今年1月には、「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」の後藤徹代表が12年5ヶ月間に亘る監禁、脱会強要を理由に脱会説得を反復継続して行ってきた加害者等を相手に損害賠償を求めた民事の事案で、東京地裁が加害者側に対して支払を命じる判決を下しました。こうした中、本年7月24日、国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)の自由権規約人権委員会は、日本政府に対して行った人権状況に関する審査の結果、最終報告書の中で、「新宗教運動の回心者を棄教させるための、彼らに対する家族による拉致および強制的な監禁についての報告を憂慮する。締約国は、全ての人が自ら選択する宗教又は信念を受け入れ又は有する自由を侵害するおそれのある強制を受けない権利を保障するための、有効な手段を講ずるべきである」として、日本政府に対し勧告を行いました。

 今回の夫婦拉致監禁事件は、国連勧告の数日後に発生しており、国際社会に対する挑戦とも言える事案ですが、司法機関の適切・迅速な対処によって、日本における同種人権侵害の撲滅に繋がることを大いに期待するものです。
<以上、プレスリリースの引用おわり>

くしくも、現在連載中で、昨夜アップした後藤裁判控訴審の甲184号証に、拉致監禁事件に対する刑事訴訟について詳しく説明してある。読んでおられない方は、是非、その記事も参考にして頂きたい。(特に、起訴の不存在 の箇所)
★<その二> 後藤裁判 控訴審 甲184号証
http://humanrightslink.seesaa.net/article/408407419.html#more

日本では、強制改宗目的の拉致監禁事件で、刑事事件として立件されたものは一つもない。日本警察・検察は、被害者と国際人権社会の要請に応え、法に基づき、受理・立件すべきである。

高澤守牧師にとっては、3回目の刑事告訴となったが、過去、2回は不起訴処分となっている。富澤裕子 (ひろこ) による刑事告訴 (2000年4月) と、寺田こずえによる刑事告訴 (2002年2月) である。
★参考資料リンク:室生忠の宗教ジャーナル
http://www7.ocn.ne.jp/~murou/scope/scope1/hiroshima-ks.html
http://www7.ocn.ne.jp/~murou/scope/scope1/terada-1.html

今回の刑事告訴は、高澤守牧師にとっては、三度目である。今回の事件は、被害者の解放された状況(警察がからんでいる)、そして、国連の自由権規約人権委員会による日本政府への勧告など、国際的な状況も、2000年当事とは違ってきている。高澤守牧師、今回も逃げることができるか?

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posted by 管理人:Yoshi at 19:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 拉致監禁情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨夜は、記事を少しでもはやくアップしたいと思い、あせってしまいましたが、そのプレスリリースには、新情報があります。

1. 玄関ドアは2種類の南京錠とチェーンとによって二重三重に施錠されていたこと。

2. 同室のベランダに通じる窓は、針金によってクレセント錠部分が固定され、開閉不能にされていた。

3. 夫人が、監禁犯の1人の携帯電話を使用して警察に通報したのは、7月31日午前1時頃。

4. 親族等とは示談交渉が行われていたこと。示談交渉では、3点を要求。(詳細は、プレスリリースで。)

5. 示談成立せず、親族も含めて、刑事告訴のなったこと。

6. 夫43歳、妻40歳。

7. 子供達と再会できたのは、解放されたその日(7月31日)の夕方。


被害を受けたご夫妻は、大変な中を経過されたことと思います。もしかしたら、その精神的後遺症が残る中かもしれませんが、よくぞ、刑事告訴してくださったとうれしく思います。黙っていては、解決にはならないと思っています。ご夫妻にとっては、長く、ストレスのたまる闘いになるかと思いますが、私も、微力ながら支援していきたいと思います。
Posted by Yoshi at 2014年11月08日 09:10
もう一つ、新情報を書きわすれていました。そして、これは、重要な点です。

8. 親族ならぬ見知らぬ女性が、玄関ドアを施錠していた南京錠の鍵を首からぶら下げて監視し、同女の許可が無い限り誰も部屋から自由に出られないという、厳重な監禁下だったこと。


”家族の話し合い?” に、見知らぬ第三者が、部屋の出入りを監視していたという。
Posted by Yoshi at 2014年11月08日 11:22
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