2014年02月04日

YAHOO FINANCE(英字):後藤徹氏の判決を伝える

2014年1月28日の後藤裁判の判決について、海外のメディアが報じている。アメリカ統一教会がメディア・リリースした記事である。Yahoo Finance等のニュースサイトで掲載されている。Google で、その記事のタイトル Tokyo Court Rules in Favor of Unificationist Held Captive で検索すれば、たくさんのサイトがヒットする。 

ワシントン・タイムズ(統一教会が1982年創設)も、Japanese man wins landmark lawsuit on religious oppression (日本人男性、宗教抑圧問題で、画期的勝訴)と報じている。こちらの方は、米本和広氏の「火の粉を払え」で、その読者の暗在翔子さんが日本語訳をされているので、そちらを参考にして欲しい。

このブログでは、アメリカ統一教会発表したプレス・リリースの方を、まず取り上げたい。(ワシントン・タイムズの記事はすでに日本語訳が出ているので。)

タイトル:Tokyo Court Rules in Favor of Unificationist Held Captive
タイトル日本語:監禁された統一信徒、東京の裁判所で勝訴判決

出展元URL:
http://finance.yahoo.com/news/tokyo-court-rules-favor-unificationist-155134865.html 
Family Federation for World Peace January 31, 2014 10:51 AM
世界平和家庭連合 2014年1月31日 10:51 AM

NEW YORK, NY--(Marketwired - Jan 31, 2014) - Unificationists in Japan are applauding the verdict of a Tokyo District Court that decided in favor of a member of their religion held against his will for 12 and a half years.

New York, NY--(Marketwired - Jan 31, 2014) - 意思に反して、12年半の間、監禁された統一教会員が、東京地方裁判所で勝訴判決を得た。日本の統一教会信徒は、その教会員のその判決を称えている。

Mr. Toru Goto, 50, sued two professional deprogrammers, his brother, his sister and his sister-in-law for kidnapping him in September 1995 and holding him in various condo prisons until releasing him in an emaciated condition in February 2008. The court on Jan. 28, 2014 fined Goto's relatives and deprogrammer Takashi Miyamura an amount equivalent to $47,000.

後藤徹氏(50)は、1995年9月に拉致され、2008年2月、衰弱状態で解放されるまで、いくつかのマンションに監禁された事に対し、二人のプロの改宗家、兄、妹そして兄嫁を訴えた。裁判所は、2014年1月28日、後藤氏の親族と、プロの改宗家宮村峻に対し、米ドルに換算して4万7000ドル相当を科した。

The verdict was greeted with enthusiasm by human rights activists, who expressed hope that the verdict will represent an important precedent. "I am so very happy for him and all the victims of this horrible practice against human rights!" said Kathryn Cameron Porter, president of the Washington-DC-based Leadership Council for Human Rights.

人権活動家は「この判決は重大な判例となるだろう」と述べ、判決を大歓迎した。「人権に反するこのおぞましい行為のすべての犠牲者と彼のため、非常にうれしく思います。」と、ワシントンDCを本拠にする「人権指導者会議 = Leadership Council for Human Rights」の会長である、キャスリン・キャメロン・ポーター女史は語った。

Dan Fefferman, president of the International Coalition for Religious Freedom, added:

国際宗教自由連合会長の、ダン・フェファーマン氏は、次のように付け加えた。

"We are hopeful that this will be a turning point for Japan. In the United States, deprogramming didn't come to an end until the courts made it clear that the perpetrators of this crime would be punished."

これは、日本の岐路になるだろうと希望を持っています。アメリカでは、犯罪者は罰せられるということを、裁判所が明確に示すまで、ディプログラミングは終わりませんでした。

"This is welcome news indeed, and it brings our religious community in Japan one step closer to closing the sad chapter on forced conversions," said Dr. Michael Balcomb, President of the Family Federation for World Peace and Unification (FFWPU) in the United States. "But the good news is that Mr. Toru Goto is a victor in the end, having recovered his dignity, found a good spouse and now has children. He is in the company of many American Unificationists who likewise survived deprogrammings -- though 30 years ago -- and today are watching their children get married in the Marriage Blessing of 2014."

「これは、本当に歓迎すべきニュースです。私たちの日本の宗教団体が強制脱会の悲しい一連のでき事を終結させることに、より一歩近づきました。」と、アメリカFFWPU(世界平和統一連合)のマイケル・バルコウム会長は語った。「しかし、最終的には、後藤徹氏が勝利者であり、彼の威厳を取り戻し、いい伴侶を得、子供にも恵まれていることは、いいニュースです。・・・もう30年ほど前になりますが・・・今では、彼等の子供が、2014年の祝福結婚式で結婚するまでになった、アメリカで似たようなディプログラミングの体験をした統一信徒は、後藤氏と共にあります。

Mr. Goto told the court he made many attempts to escape the condos where his relatives held him prisoner, but he was caught every time. In frustration, he went on three hunger strikes, each of 21 days or more. In retaliation, his captors stopped giving him solid food, and he was severely emaciated when they kicked him out of their apartment in 2008.

後藤氏は、彼の親族が監禁したマンションを何度も脱出しようと試み、その度に阻止されたと証言した。絶望と失意のなか、彼は、3回にわたるハンガーストライキを行った。そのどれも、21日間かそれ以上続けた。報復として、彼の監禁犯は、固形食を与えず、2008年にアパートを追い出した時は、後藤氏は、極端な衰弱状態だった。

The ruling acknowledged that the professional deprogrammers performed a key role in guiding the Goto relatives to confine Toru Goto in an attempt to force him to recant. For decades, the professional deprogrammers have denied that they use coercion of any kind.

判決は、職業的強制改宗家が後藤徹氏の監禁と強制棄教に、後藤氏の親族を指導する重要な役目を果たしたと認めた。何十年もの間、そのプロの改宗家は、強制力に行っている事を否認してきた。

Following the ruling in his favor, Mr. Goto held a press conference at the Judicial Reporters Club in Tokyo together with the plaintiff's attorney, Mr. Nobuya Fukumoto, and Mr. Mamoru Kamono, Director of Public Information for the FFWPU of Japan. "My heartfelt wish is that this will be of help in eradicating kidnapping and confinement," he said.

勝訴の判決を受けて、後藤氏は、日本家庭平和連合 広報局長 鴨野守氏、原告弁護士 福本修也氏と共に、東京司法記者クラブにて記者会見を行った。後藤徹氏は、「今回の勝訴が、拉致監禁・脱会強要を撲滅するための一助となることを心から願います。」と語った。

During the conference, Mr. Goto reflected on the three years since he filed the civil suit in January 2010, saying, "In the course of the trial, I had to recall the times of my confinement, which was painful, but I am pleased by the single point that the culpability of deprogrammer Mr. Takashi Miyamura was recognized."

記者会見で、後藤氏は、2010年の民事提訴後の3年間を振り返り、「私の監禁時代のことを思い出すのは、心が痛むことでしたが、脱会屋である被告・宮村の責任が認められたことは大いに評価できます。」と語った。

He also reminded reporters that abductions of Unificationists continue in Japan.

彼は、統一信徒に対する拉致は、日本で続いていると、レポーターに喚起した。

"Among church members who visited their homes this New Year, some were kidnapped and are now being coerced to leave the church," Goto said. He added: "With the opportunity provided by this victory, I hope that Japan, which guarantees freedom and human rights, can at least become a country where people do not have to fear daily, being kidnapped and confined because of their faith."

「この正月に、実家に帰省した教会のメンバーのうち、何人かが、拉致され、教会からの棄教を強要されています。」と、後藤氏は語り、「今回の勝利の判決によって、自由と人権を保障している日本が、持っている信仰の故、拉致されたり、監禁されたりとか、毎日、心配しなくてもいい国に最低なることを望みます。」と続けた。

Documents and/or Photos available for this release:
Toru Goto at a press conference in Japan in 2011.

To view supporting documents and/or photos, go to www.enr-corp.com/pressroom and enter Release ID: 367135
Contact:

Doug Burton
media relations HSA UWC
Family Federation for World Peace
Phone: (202) 203-9883
E-Mail: dburton@unification.org


キャスリン・キャメロン・ポーター女史についての関連記事:
★欧米の人権団体 - 日本の拉致監禁問題で公開書簡
http://humanrightslink.seesaa.net/article/343844814.html
「人権指導者会議」会長のポーター女史も、公開書簡に署名した一人である。

★アーロン・ローズ博士 (米)国会議事堂内で「拉致監禁」を訴える
http://humanrightslink.seesaa.net/article/286224977.html
ポーター女史は、このイベントの司会をしている。


このブログが、「統一教会 批判・告発」に強制移動?
まさか、このブログが? 強制移動させられたようです。村長よりメールがあり、「ブログ村」の判断との事ですが、まったく不可解です。


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拉致監禁、その擁護グループの判決記事は、
日刊カルト新聞」くらいでしょうか?
次回は、それに関しての予定。
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posted by 管理人:Yoshi at 20:51| Comment(5) | TrackBack(0) | 後藤徹氏 民事裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
統一教会ブログ村への帰還、おめでとうございます。
おそらく反対派が「強制移動」を仕掛けたのだろうと思います。
今や、このブログは反対派にとっては人々の目に触れさせたくない、上位のブログですから、こざかしい真似をして必死で小細工をしているのでしょう。

判決傍聴のための日本ツアー、お疲れ様でした。

そして、この度の翻訳記事もすばらしいですね。

ダン・フェファーマン氏「これは、日本の岐路になるだろう」

まさに岐路になると思います。いや、岐路にしなければなりません。岐路にします。
これまで防戦一方でしたが、形勢が逆転したのですから、今度は攻撃に出なければいけません。
やるべきこと、やれること、これからビシバシやっていきます。

加害者は誰一人として謝罪しておらず、マスコミも追跡取材をしておらず(NHKは一報すらしていない)、人権団体がコメントを出すことすらしていない状況ですから、やるべきことはまだまだありますね。
Posted by みんな at 2014年02月07日 08:38
「強制移動」について;

”村長”さんに、説明を求めてメールを送ったのですが、返事はなく、強制移動の深層は謎のままです。

みんなさん曰く
「おそらく反対派が「強制移動」を仕掛けたのだろうと思います。
今や、このブログは反対派にとっては人々の目に触れさせたくない、上位のブログですから、こざかしい真似をして必死で小細工をしているのでしょう。」


その可能性大きいかもです。他の理由は、そんなに見当たらない。もしかして、前の記事でこんなことを書いたから?

http://humanrightslink.seesaa.net/article/386489472.html
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被告側とそのグループへの衝撃:

家族(兄ら)は、たとえ、切り捨てたとしても、宮村峻を守れなかったことは、衝撃以外のなにものでもない。今回の判決の特徴は、東京での10年間の期間を、原告に対する不法行為の期間と認定し、兄らの被告に対して、その10年間を不法行為とし、そして、宮村峻に対しては、頻繁に脱会説得に訪れた1998年の9ヶ月間に対し、不法行為に加担したという形での、判決だった。

こんなことを、私が言うのも変な話であるが、被告側の今後の戦略は二つある。

★兄ら家族の切捨て戦略

これは、宮村だけを守る戦略である。宮村は、認定された不法行為の10年間のうち、1998年の9ヶ月間に、「兄らの家族の不法行為に加担したという」 判決なので、「宮村峻は、加担などしていない。家族が勝手にやったことだ。指導などしていない。その青年が留め置かれていることなど知らなかった。頼まれて、行っただけ。」と主張を、上告審で認めてもらうことだ。しかし、この主張を激しく行えば、兄、妹ら(原告の兄や妹)との摩擦が出てくるということもありえる。(以下、略) <引用終わり>
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しかし、こんな記事で、強制移動なら、あと、300回くらいは、強制移動させられそうだ。今後の私の記事に、彼等は耐えられるか?
Posted by Yoshi at 2014年02月07日 21:03
いつも素晴らしい記事をありがとうございます。
拉致の実態を知りませんでした。
拉致体験者は、安全のために人事移動になるし
また、回りの安全のために
深く人と交われなくなるのだろうと思います。
無知の私にたくさんの情報を集めてくださり
やっとわかるようになりました。

Posted by Etsuko at 2014年02月10日 07:52
いつも素晴らしい記事をありがとうございます。
拉致の実態を知りませんでした。
拉致体験者は、安全のために人事移動になるし
また、回りの安全のために
深く人と交われなくなるのだろうと思います。
無知の私にたくさんの情報を集めてくださり
やっとわかるようになりました。


Posted by Etsuko at 2014年02月10日 07:52
コメントに対して横から失礼します。

>回りの安全のために
深く人と交われなくなるのだろうと思います。

なかなか素晴らしい洞察だと感動しました。

危機管理に関する情報を共有しない人達なので哀れですし、教会としてみたら発展を阻害する意外な要因になっているかもしれないと思います。もっとそこの勉強を徹底すればよいのに、なぜか対策はあまり積極的ではない感じも。この問題に対しては全体的に援護なしだし守りが甘い気がします。

反対派の本当のねらいはこれなのかもしれませんが。
その阻害は案外うまくいっているのかもしれません。
ここで生き抜くのは難関だと思います。監禁された人はこの反対する人たちの何かを身代わりでもしているのでしょうか。意義があることなので放置されてきた。。。良くわかりません。不可思議な教会かな。いやでも、教会だけが悪いわけではないかしら。というか教会が悪いわけでなない、かしら。わからなくて可笑しいです。

でも後藤さんは見事に突破口を開かれたと思います。
後藤さん一人の勝利は今後につながっていく、世の中で真実を勝ち取って、発展し、世の中をもっと良くしていくのは、やはり個人にゆだねられているのだと今回のことで私は確信させていただきました。
Posted by 一見 at 2014年02月10日 12:51
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