2013年12月31日

書籍「韓国 反日感情の正体」- 第十二章「韓国の中の日本 - 統一教会と創価学会」の紹介  

韓国 反日感情の正体」(角川学芸出版、2013年6月)という本がある。書いたのは、韓国駐在記者として30年も韓国に滞在する黒田勝弘氏だ。270ページの本だが、「韓国の中の日本 - 統一教会と創価学会」という一つの章がある。

韓国 反日感情の正体.jpg

その第十二章「韓国の中の日本 - 統一教会と創価学会」という章では、6ページにわたって、2012年8月下旬、韓国 江原道 春川氏で起きた、日本人女性(52歳)による韓国人夫(51歳)殺害事件のことが書かれている。(彼女は統一教会のメンバーで、二人は、統一教会を通じた結婚だった。)

本より、要約:
事件としては、「生活苦から病弱の夫を殺害」 ということになり、韓国では大きくは報道されなかった。あるネットニュースが、「日本人女性、韓国人の夫を殺害し臆面もなく届け出」 と見出しで事件を伝えたところ、抗議が殺到したという。韓国の人々が、「臆面もなく」 という表現に怒ったのである。

抗議の一部を紹介すると:

「国と国の関係は別にして、その日本女性はすごいと思う。職も無く、日本語もできない外国人の男と結婚し、17年間も看病、介護を続け・・・」

「海を越えてやってきて十年間、病気の夫を介護をするという大変な苦労に胸がふさがる思いだ。殺意は無かっただろう。減刑してやれ。夫の病気治療の費用のため、お手伝いさんまでしていたというではないか。」

「反日感情に便乗して関心を引こうとしたようだが、こんな水準以下の記者は見たことがない。」

そのネットニュースは、抗議に驚き、見出しから 「臆面なく」 を削除せざるを得なかった。


同じ章に、拉致監禁問題のことが、1ページにわたって、触れられていて、その部分を引用させて頂く。
統一教会の場合、きわめて多くの日本人女性が結婚というかたちで韓国社会に入り込み定着している。その宗教に対する評価は別にして、その存在は数が多いだけに日韓関係では無視できないように思う。そして ”日本文化” としての彼女らが韓国社会にもたらす影響は気になる。

実は彼女らについて知ろうというきっかけになった出来事がある。ソウルに日本大使館前で日本の着物を着た二十数人がデモをするという風景があったからだ。三年ほど前のことである。筆者は韓国で約三十年年、記者生活をしているが、ソウルで和服姿の日本人女性が集団でデモなだというのは前代未聞の風景である。

聞くと統一教会の日本人妻たちだった。デモの理由は、日本で統一教会からの脱退を求める家族やその支援団体がメンバーを不法に連行したり監禁する例があるとして、日本当局に取り締りを訴えるものだった。デモは教団としての組織的行動だが、こうした宗教がらみのトラブルについては家族の心情や社会的圧力などいろいろな要素があって、第三者からの判断はなかなか難しい。したがって、日本の関係当局も家族問題、宗教問題として法的介入には消極的なようだが、それが彼女らにとっては不満というわけだ。この ”脱退圧力” をめぐってはお互いが相手側を人権問題として非難している。


840円なので、興味ある方は、買って読んで下さい。

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posted by 管理人:Yoshi at 08:48| Comment(4) | TrackBack(0) | メディア 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Yoshiさん、今年も多くの興味深い記事、ありがとうございました。
来年も楽しみにしてます。

日本では今、紅白が放送されてます。
オーストラリアでも放送されてるのでしょうか?
残念ながら、今年は淳子さんは出演しませんが・・・

前置きが長くなり、すみません。
韓国で、春川での殺人事件の加害女性に、あのような世論があるとは驚きでした。
「臆面もなく」と書いた記者のような反応が殆どではないか、と思ってました。
私も韓国の人のこと誤解していたようでした。

着物デモのこと、拉致監禁問題も取り上げていることも驚きです。
「家族問題」や「宗教問題」でなく、「人権問題」として、日本でも韓国でも考えるようになればよいのですが。

来年こそ、拉致監禁事件が一件もありませんように。

Posted by koyomi at 2013年12月31日 20:36
koyomi さん、

1ヶ月ぶりの更新に、アクセスとコメントありがとうございます。

日本より、2時間早く新年を迎えました。今年も元気でがんばりたいと思います。
Posted by Yoshi at 2013年12月31日 22:28
記事と直接関係ないコメントで申し訳ないですが・・・

この年末年始、早々拉致監禁事件が二件起こってます。
米本さんのブログの緊急ニュースを読み、暗澹とした気分になりました。

12月31日、来年こそ拉致監禁が一件もありませんように、と願ったことは早々に裏切られてしまいました。
せめて、早期に解放されますように。

Posted by koyomi at 2014年01月06日 21:10
明けまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

「その日本女性はすごいと思う。職も無く、日本語もできない外国人の男と結婚し、17年間も看病、介護を続け…」
「海を越えてやってきて十年間、病気の夫を介護をするという大変な苦労に胸がふさがる思いだ。殺意は無かっただろう。減刑してやれ」
これらの声が寄せられたことを、心から嬉しく思います。
まさに、良心の声であり、良識のある勇気ある声だからです。
この事件をきっかけに「ホラ見たことか」と統一教批判を展開していた方々が少なからずいましたが、対照的ですね。

いよいよ1月28日、判決ですね。
Yoshiさんの期待する判決が下りますことを祈ります。
Posted by みんな at 2014年01月07日 08:49
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