2013年05月03日

就職内定の21歳 大学生が拉致監禁される - 金沢

ブログ「火の粉を払え」の米本和広氏が、2013年4月30日付けで、次のように報じている。
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-404.html (記事最後のコラムより引用)
緊急速報!新たな拉致監禁事件発生!(4月30日記)

4月27日、金沢大学4年生のカープメンバーが新潟の実家に帰省したところ、突如として連絡が途絶えた。実家には誰もおらず、前後の状況から、拉致監禁事件に巻き込まれた可能性が極めて高いという。

統一教会は連休前の4月24日に、「連休帰省時における拉致監禁の注意」を流していたが、連休初日に拉致監禁事件が発生したわけで、今後も事件が起きる可能性は否定できない。
<注>固有名詞は管理人が調べたもの。

この金沢大学4年生の失踪について、アメリカの International Coalition for Religious Freedom = ICRF (国際宗教自由連合)が、詳細を報じている。今回の記事は、その記事の紹介である。

原文記事タイトル:Japanese Unification Church Member Missing
タイトル日本語:日本統一教会のメンバーが行方不明
出典元URL:http://www.religiousfreedom.com/index.php?option=com_content&view=article&id=617:japanese-unification-church-member-missing&catid=1:latest-news&Itemid=50 (日本語訳 by Yoshi)
Written by Mary Soon Ae Henkin
Tuesday, 30 April 2013 19:33

T.I.” (whose name is protected for privacy) was apparently abducted against his will. He had three cell phones, an unusually high number for a college student, even in technology-rich Japan. One was for everyday use, one was a back-up phone, and one’s specific purpose was its GPS locator. T.I. knew about cases involving parents kidnapping their adult child to reverse their decision to join the Unification Church. He was prepared for this possibility.

T.I.君(プライバシー保護のためイニシャル表記)は、明らかに彼の意思に反して拉致された。彼は、3つの携帯電話を所持していた。学生としても、技術先進国の日本でも異常な数である。一つは、日常の生活用、一つは予備用、そして、もう一つは特別な機能を持ったものでGPS搭載型である。T.I.君は、統一教会に入会した個人の意志が、彼らの両親の拉致により破壊される事件について知っていた。彼は、この可能性のために準備していた。

A senior in the College of Science and Engineering at Kanazawa University, 21-year-old T.I. is an adult under Japanese law, which guarantees his right to religious freedom, including the right to adopt a religion which is different from one’s family of origin. T.I. joined the Unification Church’s Collegiate Association for the Research of Principles (CARP) in April, 2011. He then moved into a CARP dormitory that summer.

金沢大学理工学部4年生で、21歳の T.I.君は、日本の法のもと、成人であり、宗教の自由は保障されており、家族の信じている宗教ではなく、別のものを選択する権利も保障されている。T.I.君は、統一教会の原理研究会(CARP)に2011年4月に入会し、その夏に、CARPの寮に移り住んだ。

T.I. informed his family about his affiliation with CARP in June, 2012. His mother reportedly became distraught and asked him to leave the dormitory as soon as possible. His father also opposed to his choice of religion, but did not pressure him about it. While T.I. continued living in the CARP dormitory, he maintained regular communication with his family and informed them that he had received a solid job offer from a non-church company to employ him after his graduation.

T.I.君は、2012年6月に、CARPに入会したこと両親に伝えた。報告によれば、彼の母親は取り乱し、彼に一刻も早くCARPの寮を出るよう迫ったという。彼の父親も、彼の宗教の選択に反対したが、彼に圧力は加えなかった。T.I.君は、CARP寮に住み続けながら、家族と定期的な交流を持っていた。卒業後の就職先として、教会とは関係のない会社から、仕事の内定を受けていたことも、両親に伝えていた。

Unification Church member Mr. S. lives in the same neighborhood as T.I.’s family. When T.I. visited home last New Year’s Day, he asked Mr. S. for help in case T.I.’s parents were to kidnap him.

統一教会の会員である S氏は、T.I.君の家族の近所に住んでいる。T.I.君が、今年の元旦に実家を訪ねた時、T.I.君は S氏に、彼が両親に拉致された場合の助けを求めていた。

The plan proved necessary when T.I. visited home on April 27th to celebrate his younger brother’s acceptance to a university. Around 2 p.m. Mr. S. received an email from the GPS locator-equipped cell phone. “The buzzer was pushed! Please contact,” was all it read−a pre-arranged signal for trouble.

T.I.君が、彼の弟の大学の入学祝いに、4月27日に実家を訪ねた時、その計画は必要であったことが証明された。午後2時ごろ、S氏は T.I.君の GPS機能付き携帯から E-Mail を受け取った。「ブザー押された。連絡頼む。」トラブルに見舞われた場合の、あらかじめ決めていたシグナルだ。

The GPS locator showed that the email was sent from T.I.’s parents’ house. However, a CARP staff member’s immediate phone call to the house went unanswered. Mr. S. visited the house that evening to find it empty.

GPS 装置によれば、Email は、T.I.君の実家から送信されていた。CARPの職員が、直ちに彼の実家に電話したが、誰も出なかった。その日の夜に、S氏がその家を訪ねてみたが、もぬけの殻だった。

Families and ‘’deprogrammers’’ abducting adults because of their religious belief is a common occurrence in Japan. Forced de-conversion in Japan was highlighted as a "thematic-issue" in the April U.S. Commission on International Religious Freedom Annual Report. Police tend to stay out of the cases, believing them to be a family matter. A current civil court case involving Mr. Toru Goto, who was allegedly held against his will by his family for 12 years in a small apartment, is being closely watched by the international human rights community. Prosecutors refused to press criminal charges in the case despite Mr. Goto’s appeals that his civil rights and personal liberty had been violated.

Last Updated on Wednesday, 01 May 2013 13:45

最後の段落は、主に、アメリカ連邦政府の諮問機関である USCIRF が日本の拉致監禁・強制棄教問題を、年次報告書でレポートしたことを述べている。その報告書については、当ブログ内、次の記事を参考にして欲しい。
★米政府諮問機関:「拉致監禁・強制改宗は甚だしい宗教の自由侵害問題」と認める
http://humanrightslink.seesaa.net/article/358169951.html


このT.I.君の拉致監禁を最初にブログで報じたブログ「火の粉を払え」(by 米本和広氏)の記事内に、Koyomiさんが、コメントされている。Koyomi さんのコメントを、この場でお借りし、そのコメント全文を紹介したい。Koyomi さんは、拉致監禁を体験した、元統一教会員である。

出典元ブログ記事:「反統一&拉致監禁諸派」による統一包囲網
この記事内最後のコラムで、 T.I.君の拉致監禁時間が報じられ、以下は、そのコメント欄からの引用である。カラー等の強調は、私 Yoshi による。
出典元URL:http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-404.html#comment7322
何故またも拉致監禁が・・

拉致監禁事件がまたも起こり、ショックです。

黒い羊さんが書かれていたように、拉致監禁の辛さは想像以上です。
今、その辛さを受けている人がいると思うと心が痛みます。

拉致監禁被害を受けている人の将来のため、短期に解決することを願います。

そして、統一教会に反対する親御さんたちへ

ご心配はごもっともです。でも、監禁は無駄です。
無駄どころか親子の絆、お子さんの心、将来を傷つける害しかありません。
拉致監禁しなくても、脱会します。
拉致監禁がなければ脱会しただろう人が、拉致監禁されたことで脱会せず、現在も教会員の人もいます。

拉致監禁は愛情ではありません。エゴでしかありません。

反対派が「子供が統一教会にいながら、救出しようとしないのは、親の責任を放棄している。」と言う言葉に惑わされないでください。

卒業後の就職も内定(統一教会の企業ではない)している大学生がなぜ、監禁されないといけないのか?T.I.君が、この拉致監禁により、信仰を棄てようが、保持しようが、T.I.君と家族には、取り戻すことのできない深い亀裂が生じることになる。


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拉致監禁は無駄、害しかありません。
拉致監禁しなくても脱会します。
拉致監禁は愛情ではありません。
by Koyomi


T.I.君のため、あなたのご支援を。
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posted by 管理人:Yoshi at 19:03| Comment(3) | TrackBack(0) | 拉致監禁情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
拉致監禁に対して、周到な対策をたてていた・・TIさんは拉致監禁を警戒していたのですね。
警戒していたら、GWとはいえ、帰省は控えると思うのですが、それでも帰省したのは、弟さんの大学入学のお祝いのため。
そんな優しいTIさんの気持ちを踏みにじって拉致監禁してしまった親御さんは、何を思ってのことでしょう。

TIさんの将来のことでしょうか?

TIさんは就職が内定していました。
このままいけば来春には卒業して、社会人。大学を卒業して、社会人になれば親の責任は十分すぎるほど果たしたことになります。
この先、TIさんが、どんな人生を歩もうがTIさんの責任。そう思ってただ見守ることはできなかったのでしょうか?
何より、原研の活動していても、大学を卒業し、就職の内定をとったのですから、勉学を疎かにせず、就職活動にも励んだのでしょう。おそらくしっかりした考えをもって将来をみていたと思います。親御さんは、反対派ではなく、TIさんを信じるべきでした。

拉致監禁経験者としては、拉致監禁の辛さを知っているだけに、今どんなに辛いだろうと思うと胸が痛みます。
今すぐに、解放して欲しいです。

<追伸>
米本さんのブログに寄せた私のコメントを引用してくださり、ありがとうございます。
Posted by koyomi at 2013年05月03日 22:40
koyomi さん、

拉致監禁の体験者であり、心の苦しみを訴えるkoyomi さんの一言には、説得力があります。コメントありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。
Posted by Yoshi at 2013年05月09日 10:47
すみません、「拉致監禁by宮村裁判」ブログに投稿しようとしたのですが、どういうわけか、投稿できませんので、こちらに投稿させていただきます。

荻上守生弁護士の尋問について

<これは常に厳重な監視下に置かれていたということなんですか>

<大声を出して助けを求めなかったということなんだけど,どうしてですか>

<■<後藤徹氏の妹>さんというのは153センチで39キロということなんだけど,これ,いくら鍵が掛かっているといっても,脱出しようと思えば出られるというのは,そんな難しい話だとは思わないんだけど>

<ベランダから出られるんじゃないですか>
<ガラスを割って>
<ベランダから逃げていこうということは全然考えなかったの>

荻上守生弁護士は
・厳重な監視などなかった。
・大声を出していないということは同意の上だった。
・妹を押さえつけて逃げようとしていないのは、監禁されていなかったから。
・ベランダから逃げようとしていないのは、自分の意思で居座ったから。
というふうに持って行きたいのだろう。

米オハイオ州で三人の女性が10年間にわたって監禁されていた事件。
もし、彼女たちが犯人たちから「逃げようとしたら殺す」「ドアに近づいたら顔に焼きごてをあてる」と脅されていたらどうだろう。
逃げる素振りなど、みじんも見せられない。

チカンされる少女、DVを受ける妻・子供の多くは、恐怖のあまり、声を出すことも逃げることもできないという。

逃げようとしなかった=監禁ではない、ということにはならない。こんなことは素人でも分かる。

荻上弁護士、残念。

それにしても、被告らは米オハイオ州の事件をどういう気持ちで聞いているのだろうか……。
Posted by みんな at 2013年05月10日 09:11
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