以下、その詳細である。
拉致監禁の可能性のある M.F.君について:
22歳 岡山市内の大学4年生
2年ほど前、CARPに入会、その後、CARPのセンターに居住するようになる
両親に、2012年1月にCARPに入会していることを伝え、それ以来反対されていた
実家は、兵庫県内
音信不通になった経緯:
2012年11月10日午後10時頃、その翌日(11月11日)に予定されていた祖母の法事のため、実家に帰省した。その後、本人からは連絡なし。センターに帰ってくる予定の時間を過ぎても、本人は戻って来ず、CARPの責任者が本人と携帯、メール等で連絡取るも、連絡取れず。
警察の対応 - 2012年11月21日 姫路警察署にて:
(CARP責任者が警察を訪問し、そのCARP責任者がまとめる)
警察:
一応ね。両親と連絡が取れています。一応、まあ言葉だけですけど、安否は確認しています。うちのほうとしては、警察はやはり親御さんの意思が最優先されるので、向こうはもうぜんぜんそういうのはありませんという話ですので、これがあるなし別にしても、取り合えず今のところはこれ以上は捜索することはできません。場所を確認することもできません。まあこれから先は一遍言われた以上は、本人の意思とかそれは確認しないとダメなんで、その手段は取っていきます。
(救出要望書に対して)まあでもね、それもやはり私らは文章だけ見て、申し訳ないけども、たとえば書いた状況とかもわからないですし、本心で書いたかどうかもまあそれは文章上もできませんので、やはり本人との接触ですね。それによって確認せんことにはどっちやとも言われへんし。まあ本人の意向が一番ですし、その次は親御さんですかね。両親の意向があるということなんで。まあそこを確認してからになります。一応、連絡が取れていますし。
CARP責任者:
(拉致監禁について)今までそういうケースがたくさんあったので、例えばですね。「国境なき人権」という、うちらが出しているものではなくて、民間の「国境なき人権」が出している冊子なんですけど、この中に日本の信教の自由が侵害されている。
警察:
うーん。それは私らなんともコメントできませんしね。ふつう拉致云々というのは犯罪として成立するのは、一般的にはですよ。完全な他人であって、状況にもよるんですけど。親が拉致というのはこれは言葉自体が不適切な言葉だと思うんでね。両親の場合は。両親が親を連れて帰るというのは、犯罪としての、拉致という言葉ではあたらんと思うんですね。
姫路警察署 生活安全課の電話での対応 - 2012年12月6日
(電話でのやり取りから、CARP責任者がまとめる)
警察のスタンスは、安否確認ができればあとは、タッチしないというもの。本人に直接会って安否確認ができたし、監禁状況にないということが分かったので、これ以上は何もしないということ。こちらは、異常な状況であることを訴えても、親と子で普通に生活しているということなので、これ以上話せない。
ただ言っていたことは、今の所から移動することなどあれば、警察に連絡を入れるということでした。本人は顔に傷があるとか、怪我している状況でもないので、無事が確認できているならそれ以上は、警察は関与しない。そのように向こうにも言ってあるようです。
また、警察FさんとM.F.君が面接しているときも笑顔があったり普通であったようです。
こちらから、いくら連絡を取れない状況は異常だと言っても警察官 Fさんが直接、本人と会って確認したので、F さんの感覚では、何も問題ないという結論がでている様子。
本人から連絡が来るのを待つしかないような状況であるということです。
F さんからは、何を言っても、「本人の意志ですから・・・」、「本人の自由ですから・・・」という言葉が多い。携帯で連絡を取らないことも、大学に行かないことも。
再度、あれから10日間経つので安否確認をしてもらおうと思いましたが、実際はもう確認がとれているし、確認がとれる状況になるので、それもしてくれないということでした。
神戸市地方法務局人権擁護課訪問 - 2012年12月3日
(訪問したCARP責任者がまとめる)
Y さん、F さんという二名の方が対応してくださって、一連のM.F.君失踪から拉致監禁の疑いがあるということ、警察にも届けを出したことを伝え、法務局から何か警察署に働きかけをしてもらいないかという旨で相談しました。
一通り本件の経過と統一教会とCARPに拉致監禁の被害が実際に過去もあったことを伝えましたが、対応してくださった二名の方からは、基本的に人権擁護課、または法務局から警察に対して捜査に関して干渉したり働きかけるということはできないという反応で、相談された内心は汲み取るが実際には何の行動もこれ以上は起こせないということでした。
(ここからは、管理人のコメントです)
「反対している両親の元に帰省」 → 「音信不通」という、流れから見れば、両親による拉致監禁の可能性が、ほぼ100%ということになる。11月の10日からなので、すでに、7週間も経っていることになる。M.K.君には、外を自由に散歩したり、携帯・メール等で通信したりする自由はなく(もし、自由があるなら、CARPに連絡できるはず)、彼の意思に反して、自由を束縛されているとしか言えない。
この拉致監禁情報は、現在の連載中の「国境なき人権」フォートレ代表のスピーチの間に割って入った感じになってしまった。フォートレ代表は、そのスピーチの最後にこう言っている。(その部分は、まだ、記事としては完了していなくて、同連載の次回の記事で出てきます。)
両親と、宗教を変えた子供との間で、何らかのトラブルがあるのなら、(第三者による)仲裁が模索されるべきであって、肉体的・精神的暴行による方法では決してない。その方法では、家族と本人、すべてが犠牲者になってしまう。
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親としてはこうでもしない限り、子どもを守ることはできないかも。
私も子がカルトに走ったらそうします。
そんな必要はないと思いますよ。ブログ「北風と太陽」の Kokoro さんのように、自宅の居間でオープンな話し合いで十分ですよ。
http://kokoro.mo-blog.jp/weblog/
もう、一つ言えば、何もしなくたって、9割の教会員は自主的に辞めていきます。本人が気づいた時に、子供が頼れる親であったらいいのではないでしょうか?
多額の謝礼を払い、たくさんのお金(アパートの賃貸とか)を使い、子供の自由を拘束して、親子断絶とか、兄弟姉妹断絶とかならないよう、そして、子供に多大なPTSD等の後遺症を残さないようにしてください。
http://humanrightslink.blogspot.com.au/2012/12/university-student-kidnapped-and.html
なぜか、M.K. というのが頭にあって、英文も間違って Mr. M.K.とやっておりました。
まだ、子供を監禁しようと考える人間がいるんですね。
監禁が大罪、恐るべき人権蹂躙である、ということが分からないんですね。
人権を勝ち取ってきた民族ではないから、基本的人権の重要性がピンと来ないんですね。日本人の人権感覚の乏しさに、あきれてしまいます。
私なんか、もし、子供が自分よりもカルトを選んだとしたら、自分の育て方、愛情に問題があったんだな、と自分を責め、子供にわびることしかできないですがね。