2012年09月09日

「真摯に包み隠さず作成した陳述書」が嘘の塊だった

後藤徹氏が、宮村峻、松永堡智(やすとも)牧師、家族らを訴えている民事裁判も、次回の口頭弁論(2012年10月9日開催)で、第10回目を迎える。

口頭弁論という言葉から、原告、被告らが、何か弁論するような印象を受けるがそうではなくて、原告側、被告側双方からの、書面の提出である。書類の提出を行い、次回の予定を決める程度で、10分か、15分程度で終了してしまう。

その、裁判所に提出した書類をこまめにアップしているブログがある。四人の世話人からなる 「拉致監禁被害者後藤徹氏の裁判を支援する会」のブログだ。世話人の4名のうち、現統一教会員は、一名である。そのブログの最新記事で、興味ある映像が発表された。きょうは、その映像を見て、「真摯に包み隠さず作成した陳述書が、嘘の塊だった」という記事である。

私の以前の記事「紀藤正樹弁護士の仮面を剥ぐ」で、1999年1月に今利理絵(いまり・りえ)と夫の智也夫妻が、黒鳥栄牧師、清水与志雄牧師、両親、親戚など8人を相手に損害賠償請求の訴えを横浜地方裁判所 (以下、今利横浜裁判 or 横浜裁判)に起こしたことを書いた。

KM(女性)は、拉致監禁による、統一教会を脱会者だが、統一教会を脱会できたことには感謝したが、脱会に至るまでに経緯(拉致監禁)に関しては、問題がある思っていた。

今利横浜裁判で、KMは、「『話し合いは希望して入った』『話し合いは平穏だった』と書いて欲しい」という要望を被告側から受けた。

KMは、その要請を断り、事実をありのままを書いて提出したところ、「一部を削除して使わさせて欲しい」と日本基督教団の牧師から電話があった。KMは「一部を削除して使うということは私の意に反することですから、全く使わないで下さい」と断った。


「人さらいからの脱出」(光言社)は、松永牧師に拉致監禁された小出浩久氏の著作である。後藤裁判での被告である松永牧師が、彼の新津教会で毎週土曜日に主催していた統一教会の父兄向け勉強会の様子のことが、その本の中で記されている。以下、その部分の要約である。(同様の内容が、世界日報"拉致監禁"の連鎖 パートII No.76にも記載されている。)
http://www.worldtimes.co.jp/special2/ratikankin/main1.html
人さらいからの脱出(光言社)の152ページ中央の段落の要約。
午後6時からは、まずビデオにより強制改宗(保護説得)への”心得”を学ぶ。ビデオは8種類で、「統一教会の実態(1)(2)」、「統一教会員の人生観(1)(2)」、「対策(1)(2)」、監禁前や、監禁中、脱会説得後に親はどのように子供をに接するか、拉致から監禁、監禁後の手ほどきを解説した「対応(1)(2)」がある。


小出氏は、後藤裁判において、同様の内容を、原告側の陳述書として提出した。それを受け、被告側は、2名による陳述書で、次のように反論した。

KH氏の陳述書抜粋
http://blog-imgs-56-origin.fc2.com/a/n/t/antihogosettoku/20120826214046548.jpg
「午後6時からはまずビデオにより脱会説得のための心得を学びます。・・・松永牧師自信が講義したものをビデオ撮りしたものがメインでした。」とありますが、松永牧師自信が講義したビデオは全くありません。24項の8本のビデオとその内容について、松永牧師が語っているものはありません。元統一教会信者が脱会の後、統一教会の教えや自分の体験についてビデオにまとめたものは存在しました。小出氏は、統一協会側が主張する拉致・監禁などという虚構のすべてを松永牧師の責任にしたい動機で、でたらめを書いたのだとしか思えません。


TT氏の陳述書抜粋
http://blog-imgs-56-origin.fc2.com/a/n/t/antihogosettoku/201208262140470f8.jpg
まず、全体に嘘や誇張ばかりと感じました。新津教会での勉強会は、私を含めた脱会者が中心になって進められていました。その内容は前述したように、家族での話し合いが成立できるよう、信者の考え方を学んで家族がそれを理解する事が中心でした。ビデオは脱会者のものが主で、統一協会に関する松永牧師のビデオはありません。統一協会内部での経験が無いので、松永牧師には説明が出来ないからです。ましてや、拉致監禁の指導をした事など一度もありません。だいたい力づくで連れていかれ、拉致監禁と本当に本人が感じていたら話し合いなど成立しません。強制改宗という言葉もあてはまりません。


まだ、ご覧になっていない方は、次の映像を見て欲しい。



KH氏、TT氏は、まるで、口裏を合わせたかのように、「松永牧師のビデオはない」と、証言したが、ご覧の通りである。

このビデオの出現により、KH氏の陳述書も、TT氏の陳述書も、そのビデオに関する部分だけでなく、陳述書全体が、まったく信頼できない、信憑性のないもの、その主張に疑問符のつくものになってしまった。

KH氏は、「小出氏は、統一協会側が主張する拉致・監禁などという虚構のすべてを松永牧師の責任にしたい動機で、でたらめを書いた」と主張したが、ビデオの出現により、その主張は完全に崩れてしまった。KH氏の言葉を借りれば、「HK氏は、松永牧師のために都合よく、でたらめを書いたのであり、松永牧師は、責任をもって、拉致監禁の指導を行っていた」ということを示してくれた。

TT氏も、「統一協会に関する松永牧師のビデオはありません。」と言った。TT氏の陳述によれば、脱会説得を中心的に手助け手していた元統一協会信者の一人である。HK氏とTT氏の嘘の陳述は、被告側から提出された他の陳述にも、疑問をいだかせるものでではないだろうか?

宮村峻氏側から、元統一教会員の陳述書が提出されている。後藤徹氏を支援する裁判ブログでも、下記の通り、4名の陳述書がアップされている。上記、KH氏とTT氏の陳述は嘘であることが明らかであるが、これら4名の陳述書は信頼できるのか?
SJ氏 http://antihogosettoku.blog111.fc2.com/blog-entry-103.html
SH氏 http://antihogosettoku.blog111.fc2.com/blog-entry-102.html
YK氏 http://antihogosettoku.blog111.fc2.com/blog-entry-101.html
NI氏 http://antihogosettoku.blog111.fc2.com/blog-entry-100.html



さて、松永牧師の代理人である中村周而、東麗子弁護士は、両氏の連名で、2012年4月10日付けで、該当裁判所民事部に対し、上申書を提出した。
http://antihogosettoku.blog111.fc2.com/blog-entry-90.html
上申書
平成24年4 月10日

東京地方裁判所 民事第1 2部 御中

被告松永堡智訟代理人弁護士  中村周而
同 東 麗子

原告の支援者と名乗る統一協会信者を中心とする数名の者により,「拉致監禁by宮村の裁判記録」と題するブログが, インターネット上に開設されており, 双方から提出された書面(陳述書を含む) のほぼ全てについて,ブログに掲載されています。今後, 被告側が提出する陳述書についても, ブログに掲載される可能性があります。

しかしながら, 被告側が提出する, 甲号証にて提出された陳述書に対する反論の陳述書については, 公の裁判の記録となることについては了解していますが, 不特定多数の者が簡単にいつでも閲覚することのできる状態にあるブログにアップされることについては了承できません。上記ブログ掲載にあたっては, 一部個人名を伏せるなど,プライバシーに配慮しているようにも見えますが, どの部分を伏せるのかについては,ブログ管理者の一存によっています。

本件事件においては, 直接審理の対象となるべき事件と関係のない信者・元信者家族らの陳述書が, 原告によって大量に提出されており, 裁判所がこれらの陳述書によって, 本件事件についても誤った心証をいだくことのないように, 被告らも本件に関係ないと思料しつつも, 原告から提出された陳述書に対する反論の陳述書を提出せざるを得ない状況になっています。元信者やその家族は, 本件裁判が真実を導かれるよう, 自らの辛い記憶であるにもかかわらず, これを思い起こして, 真摯に,包み隠さず陳述書を作成してくれています。しかし,これらの陳述書を公の民事裁判であることを盾に,不特定多数による閲寛が可能な上記ブログに掲載されれば, たとえ, 氏名などの表記を伏せたところで, 場所や家族構成, 事情等によって作成者を特定されて,不特定考数の人間にはできるだけ知られたくない身内のもめ事や元締一協会信者であることなどが世間の目にさらされるこ とになり,あらぬ噂を立てられたり,誹議中傷を受ける可能性があります。

上記ブログが,本件で提出された準備書面及び書証を全て掲載できるのは,原告がブログ管理者に対し,本件訴訟に関する全ての主張書面・証拠書面を開示するだけでなく,写しも渡しているからです。

そこで,当事者以外の陳述書に関しては,原告からブログ管理者にいかなる方法によっても開示しないようにする旨,裁判所から注意していただきたく上申する次第です。
以上

松永牧師の両弁護士は、裁判所に対し、裁判に提出された書類がインターネットで流されないよう要請している。報道の自由、表現の自由の観点から、ほぼ不可能なお願いである。

さて、その書面の中で、弁護士は、「原告から提出された陳述書に対する反論の陳述書を提出せざるを得ない状況になっています。元信者やその家族は, 本件裁判が真実を導かれるよう, 自らの辛い記憶であるにもかかわらず, これを思い起こして, 真摯に,包み隠さず陳述書を作成してくれています。」と言っている。

「真摯に包み隠さず作成した陳述書」が嘘の陳述だったとは、聞いてあきれる話である。

拉致監禁派が、嘘を重ねるのは、別に今始まったことではない。この記事、最初のほうで言及した、今利横浜裁判にはすでに始まっていた。横浜裁判当時の、KMは、被告側サイドより、「話し合いは希望して入った」「話し合いは平穏だった」と書いて欲しいという要望を被告側から受けていた。その要望どおりに書かなかったKMの陳述書は、採用されなかった。

松永牧師の代理人の言葉を借りれば、KH氏とTT氏の両名は、真摯に包み隠さず陳述書を作成した。その結果、二人とも、同じ(ビデオの存在)の箇所を、たまたま偶然に、同じように間違って陳述したのだろうか?

そうとは思わない。二人は、そのように陳述されることを要望されて、陳述書内に挿入したのではないだろうか?ちょうど、今利横浜裁判で、KMが要望されたように・・・ だからこそ、多少表現こそ違うが、まるで判子を押したように、「そんなビデオはありません」と、言ってのけた。そして、被告側陳述書として採用され、提出された。

裁判のためなら、平気で嘘をつかせ、嘘をつく。恐るべき、拉致監禁集団である。

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posted by 管理人:Yoshi at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 後藤徹氏 民事裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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