今日、紹介するのは、アメリカ西海岸ワシントン州シアトルの「桜祭り(Cherry Blossom Festival)」で、日本の拉致監禁反対を訴えたアメリカ人男性の話だ。 アメリカ統一教会のウェブサイトに掲載された記事 をもとに、日本語にまとめた。
アメリカ・ワシンントン州というのは、地図でいえば、アメリカ合衆国の左の上、カナダと国境を接し、太平洋に面している。日本にとっては、なじみの深い州かもしれない。ボーイング社、マイクロソフト社、スターバックス等、本社を置いている。そして、シアトル・マリナーズ(野球)の本拠地でもある、
スコット・ドルフェイ(Scott Dolfay)さんは、2012年4月13日〜15日まで、ワシンントン州シアトルの桜祭りの開催中、日本の拉致監禁反対のインフォメーション・デスクを設けて、日本の拉致監禁問題の啓蒙活動を行った。
スコットさんは次のように語っている。
「私は、シアトルが故郷で、1981年以来の統一教会員です。2002年に、山本さとみさんと祝福(統一教会での結婚)を受けましたが、子供には恵まれませんでした。広島のある家庭から子供を養子に頂きました。私は日本の人々をいつも身近に感じ、それ故、日本で起きている宗教的不正義である拉致監禁をやめさせるため、何かしたいといつも強く思っていました。」

「インフォーメーション・デスクを設けて、日本の拉致監禁についての韓国SBSのドキュメンタリー番組を流し、パンフレットも配ることにしました。日本領事館に提出する署名も集めました。シアトルセンターは、いろんな規約があり、横断幕、パンフレット等のチェックがありました。」
「シアトル・センターのスタッフが私たちの持っている資料に目を通しました。彼女は、SBSのプログラムを最後まで見ました。彼女が、その番組に深く衝撃を受けたのは明らかで、私たちが、何をしようとしているか理解出来たようです。」

「インフォメーション・デスクの周りは、旅行者にも、シアトル市民にも人気のある場所で、たくさんの人たちが前を通りました。『日本は拉致監禁を今すぐやめよ』という横断幕は遠くからも見えました。来年は、日本語でも横断幕をつくる予定です。そして、多くの人々が、拉致監禁被害者である後藤徹さんの写真に引きつけられました。一枚の写真は、どんなたくさんの言葉よりも説得力があるのでしょう。同時に、SBSの番組を流しました。」
参考URL / Information Source
http://www.familyfed.org/news/index.php?id=407&page=1&apage=1
スコット・ドルフェイさんの活動報告、本当に勇気づけられました。
海外からの問題提起が広がりをみせる中、日本の風向きも少しずつ変わる兆候を見せ始めました。そして、拉致監禁容認派・実行グループは焦りを見せ始めています。
こうした啓蒙運動は、宇佐美さんの裁判には残念ながら間に合わないかもしれませんが、後藤徹さんの裁判には確実に反映されるものと期待します。
信仰の自由、宗教をめぐる人権については発展途上国の日本ですから、本当に欧米での啓蒙活動は有り難く、心から敬意を表します。
拉致監禁は日本で、それも日本の統一教会員に対して行われている。
それなのに、統一教会1世、2世からの自発的動きはまるでない。せいぜい、教団の“官製”集会・デモに参加するだけ。自分たちがやられているというのに。
なんとも腹立たしいことです。
元統一のYoshi Fujiwaraさんは、アメリカの動きをこまめにひろって、翻訳紹介している。ああ、それなのに、監禁を体験した統一教会員で構成されているサイト「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」には、いまだ記事が流されていない。
情けなや。
同サイトで、「日本でもこんな自発的な取り組みが行われている」といった記事を読んでみたいものですが、市民組織「拉致監禁をなくす会」も開店休業状態。おそらく、今後も自発的な動きはないでしょうねえ。
と、溜め息をついていてもしようがありません。
ブログへのコメントを含め、日本の小さな芽、小さな動きを大切にするのがなによりも大切だと思います。(ちょっと予定調和的な終わり方か。ボリボリ)