2012-03-27 (火)追記 - エイトの正義
2012-03-30 (土)追記 - 絵美の年表 最下段
現在、「渡辺博弁護士の拉致監禁を勧誘する手紙」の連載が進行中であるが、どうしても、書いておきたい記事が出てきて、間に割り込ませてもらった。
やや日刊カルト新聞(以下、カルト新聞)にて、統一教会二世の手記が発表されている。書いたのは、現在21才の絵美さん(カルト新聞による仮名、当ブログでも使用)。投稿者は、「渡辺博弁護士の拉致監禁を勧誘する手紙」にも深い関係のあるエイト君だ。
今回の記事は、その「ちっぽけな少女の話」を読んでの感想だ。
私のこのブログでは、統一教会員に対する重大な人権侵害である「拉致監禁」について扱っている。私の活動は、純粋に人権問題から始まっているものであって、私の活動(ブログでの発言等)が、統一教会に有利になろうが、不利になろうが、私には、一切関係ない。
統一教会員に対する人権侵害を扱っている中で、統一教会内部での人権侵害があれば、当然の事ながら、無視することはできない。今回、カルト新聞で発表された手記は、統一教会の家庭に生まれて、育った女の子の手記で、両親(統一教会員)から受けた暴力、虐待、軟禁、家出等の手記である。
絵美の「ちっぽけな少女の話」の内容を、以下の通り、簡潔にまとめてみた。出典は、カルト新聞の2012年3月14日(水)の「ちっぽけな少女の話」である。以下、引用、要約による引用は、原文の半分くらいの量になっているので、必要であれば、原文で確認して欲しい。
(小見出し、強調、アンダーライン等は、このブログの管理人による。原文内の「協会」は「教会」or「統一教会 」に置き換えた。原文内の「協会」の意味するところは、The Unification Church なので。)
絵美の出生
21年前(1991年)に生まれる。両親は、統一教会の6500双。(少なくとも絵美が幼少のの一時期は)父は教区長、母は海外宣教師。
小学校時代
学校の休みには、教会の子供の集まる修練会に毎回参加し、「私の居場所はここだけ」なのだと思った。
両親はよくケンカをしていた。泣いている母が可愛そうで、私は母をかばおうとした。父は、その様子を見て「また俺が悪者か」と叫び、私は恐ろしく感じ、父の殴りかかるような怒鳴り声が大嫌いだった。
「私を護ってもらえるように、せめて夢で会えるように」文鮮明、大母、フンジンの写真を一緒にして眠った。
中学校時代
順調に信仰の二世として育っていった。
次第に、母に向けられていた父の矛先が、母をかばう私に向いてきた。私は、何度も、父を殺したい衝動にかられた。
母も、自分の宣教や仕事がうまくいかなくなる度に、「あんたにサタンが入った。あんたが侵入できる条件をつくった。私のみ旨の邪魔をするな!サタン側が打つ前に神側の私が打つ」と叫び、私は、ぶたれ、水をかけられた。
そんな状況の中、祝福を受けることだけを目標に生きた私は、日を追うごとにお父様に焦がれ、祝福のその日を待ち望んでいた。祝福は、私をこの家から連れ出し、救い出してくれる唯一の活路だった。
高校時代
高校に上がる頃には多くの葛藤とジレンマで、私の心は傷だらけだった。癒してくれるのは、きっと同じ思いを抱えているであろう主体者だけなのだと、私はより一層祝福を強く望むようになった。
しかし、母の私に対する異常なまでの管理行動に、ある転機が訪れる。
「常に2世である私たちは狙われている、どんなに小さな侵入条件も作ってはならない。」 そう言いながら母は、私の全てを徹底管理した。
下着の種類から始まり、全ての体毛を剃る事の禁止、外出や音楽、服装、テレビや読み物の厳重な規制まで。家では常に聖歌テープ、読むものは統一教会の発行する雑誌のみ。ゆっくり、ゆっくりと、母の強いる異常な管理に私は苛立ちを覚えるようになった。
加速する母の監視から逃れたくて、家から自転車で通える範囲で一番遠い高校に入学したが、授業の終わる時間を表にし、家に帰宅する時間を計算した。その時間までに帰ってこなければ問い詰め られる。
高校では両親の反対を押し切り、運動部と文化部に所属した。少しでも家にいる時間を、親と過ごす時間を減らしたかった。部活では部長、クラスでは委員長を務 め、友達も多かった。
教会の兄弟姉妹とも疎遠になり、 学校の友人と過ごす時間が増えた。けれど祝福に対する期待だけは変わらず消えなかった。
同じクラスの子と教会最大のタブーを犯す
しかし、教会と疎遠になっていたこの期間に、統一教会最大のタブーである恋におちた。彼は同じクラスの男の子だった。
日増しに強くな る母の締め付けに、私は活路を祝福ではなく、彼に求めるようになった。彼は自分が家業を継ぐ時に一緒に暮らしてくれと言った。私は承諾した。
その夏、清平で毎年行われる学生だけの修錬会があり参加した。
若者だけを集めたそれは、講義の内容も堕落を中心とした話だった。地獄の詳細、堕落すると取り返しがつかない事、祝福の尊さを説いた内容だった。繰り返される脅迫にも近いその教義に、私は追い詰められた。
すっかり霊界に怯える2世に戻った私は、40日修錬会を受ける事を望んだ。幼い頃のように、神様やお父様の事だけを考えられるのではないだろうかと信じて。
両親に見つかる
それから数週間後。親に彼の存在が知られた。親が私の荷物を検査している時に、彼との写真を、見つけたのだ。親は静かに激情した。
今まで見た事もない彼らのその姿に、サタンと呪い叫ぶその声に、私は恐ろしくて声が出なかった。人間を見ているとは思えなかった。精神的に追い込まれ、ずたずたにされた私は、彼までが地獄の道連れになる、詳細を話せば彼は許されるという言葉に、すべてを話した。
一通り私の話を聞き終えると、彼らは、堕落したら恩赦がないこと、2世の堕落は1世の堕落よりも恐ろしく、一家で喉を掻き切っても何をしても許されないことを、ひたすら、ひたすら、ただひたすらに、私がぼろぼろになるまで語った。
その後、彼を呼び出し、私を交えて、二度と娘にかかわるなと言い渡した。
軟禁生活の始まり
そのあと、両親は私を閉じ込めた。体が自分の意志で動かなくなった。目の焦点が合わず、親からの折檻を日々受けながら、親の言う指示にだけ従った。意識の残る屍だった。
親は清平に罪状を告白した。清平の責任者は2世の堕落という問題に対して深刻になり、その深刻さが親の絶望をより一層強め、監禁も強固になった。
清平での揺れ動く気持ち
数日経ち、早急に清平に来るよう言われ、翌日母と共に渡韓した。そして、清平で指示が降りた。
『両 親は3日間断食。そして娘は40日修錬会後、日本で行われる聖火式で聖酒を飲みなさい、そうすれば罪の記録も再度消され、本来の 2世に戻れる。ただしそれ以降の恩赦は二度とない。特例中の特例であるから決して他言してはならない。学校を変えなさい。そして彼には二度と会ってはなら ない。』
この指示に、親は、深く感謝し、涙し、今まで以上に信仰を強く固めた彼らは、私の知るどんな統一教会員よりも狂信的になった。恩赦を聞いた時、私はひどくほっとしたのと、ひどく絶望したことを覚えている。
「これで戻れた。神様が、お父様が望んでいた位置にもう一度。なんという喜びだろうか。私は地獄に行かなくて済む。私に関わったひとびとも、先祖も苦痛を受けることはない。いくら感謝してもしきれない。」
しかしその一方で、「なぜ赦されてしまったのか。なぜまた戻らなければならないのか。最大のタブーを犯したのに。ここまでしたのに。もう私は二度と自由にはなれない。」
常に、心は2つだった。ずっと2つの意識が葛藤したが、優先するのは2世の意識だった。
再び軟禁生活
清平から戻ったが、両親に対する嫌悪感は変わらなかった。大好きな学校には休学届が出されており、また従来の監禁生活が始まった。
1月の冷え込む深夜、私は両親が珍しく寝静まったのを見計らってベランダから飛び降り、家を出た。
最初の家出である。薄いコート一枚と、テレホンカードを3枚。持っているのはそれだけだった。
雪 の降る中、何キロも離れた山の中に逃れた。追ってきているだろうか、霊界では大騒ぎになっているのだろうか。今戻れば、罪を犯さずに済む。そういった事をぐるぐると考えていた。とにかく霊界が恐ろしかった。
家を抜け出した私に行くあてはなく、そのまま公園のトイレや山奥の木々の間で眠った。食料は木の皮や僅かに残る葉で食いつないだ。雪の積る中で眠って凍死しなかったのは、幸運だったという他ない。そんな生活で何か月も過ごした。
(管理人コメント:この部分は、多少、理解に苦しむところである。)
けれど、罪の意識に苛まれた私は、自分の足で家に戻った。その後、何度も脱走を繰り返し、山奥に逃れ、また家に戻るのを幾度となく繰り返した。言うまでもなく、戻ってからも軟禁生活は変わらない。
偽装服従
それから数カ月の間に私は『絶対服従』のフリをし、極めて親に対し従順になった。『絶対服従』を体得したのだと、親は気が緩んだ。私はこの数カ月の間に決意したのだ。20歳になったらここを出て、死に場所を探そうと。
そう決めてから、私は20歳になるまでの数年を、死ぬために生きた。ただ楽になりたい一心で。
家出、そして牧師との巡り合い
私は数年前に、家を出た。それからは色んな人に騙され、愛され、助けられ、私は今、牧師に巡り合い彼のもとで統一教会以外の世界を教えてもらっている。
(管理人コメント:この手記を発表したのが21才の時なので、その数年前ということであれば、18才か19才の頃か)
私にはお父様しかいなかった。両親の仕打ちに耐えられたのは、ひとえに自分の真のお父様だけは私のことをわかっていてくださるということだけだった。
それが嘘だったと知ったのは、ここにきていつのころだったか。毎夜毎夜、牧師が寝る間も惜しんで私と対話を続けてくれた中、「お父様は私 を知らない。」という、繰り返し言われ続けた言葉を、私自身が本当の意味で認識した時、涙が止まらなかった。そんなことは嘘だと、すべてを知りえるお父様が、私 を知らないはずないと、声をはりあげて泣き叫んだ。
常に内側から外を見、内を見ていた。統一教会のこと 生まれ育った環境のこと、自分で結論をだしていいこと、ごはんから下着に至るまで、全て、好きなものを 選んでもいいということ 清平は洗脳施設であること、お父様は、私を知らないということ。1年半、一般的な生活、統一教会の実態、私が2世ではなくひとりのひ とであることを学んだ。
それから今に至るまで、何度も不安定になり、自殺未遂まで犯しながらも、こうして私は生きています。私は今でも親を憎んでいます。親は愛をささやく代わりに期待と鎖を私に与え続けました
親が私を一切まったく愛さなかったとは思いません。むしろ十分すぎるほどに愛されていたと思います。そうでなければ私は今、こうしてひとを愛することはできなかったでしょうから。
しかし産んでくれたことへの感謝はあれど、確執が和らぐことはまだ当分先ないでしょう。いつの日かわだかまりが解けたその時は、彼ら両親の脱会もできたらと考えています。
引用 / 要約による引用 終わり。
出典:日刊カルト新聞、2012年3月14日発表、「ちっぽけな少女の話」投稿者:エイト
以上は、半分くらいにまとめたものなので、原文はカルト新聞で確認して下さい。
さて、この手記が本当の事なのか、半分本当なのか、少しだけ本当なのか、確認のしようがない。
しかし、私は、絵美さんの赤裸々な手記を信じたいと思う。いくつかの点で、拉致監禁された教会信者と似たような感覚、行動が確認でき、その点からも、軟禁は事実であったと思う。
★目の焦点が合わない
軟禁生活の始まりの箇所で、「目の焦点が合わず」とある。これは、拉致監禁を受けた人の証言で、読んだことがある。誰の証言だったかは、思い出せない。
★偽装服従
拉致監禁下では、「偽装脱会」がよく使われる。監禁された人々にとっては、玄関の鍵はかけられ、監視下の中、脱出は不可能とみて、相手方に完全屈服したフリをして、隙を見て逃げ出す方法だ。絵美さんの場合、その当時、18才か19才だったと思う。少女の健気(けなげ)な行動に涙が出てくる。少女をそこまで追い込んだ親に対しては怒りしか湧いてこない。
この二点は、体験した人でなければ分らない事であり、物理的に自由を奪われた人たちの典型的な行動や、感覚だったりする。この点で、私は、絵美さんの手記は、彼女の心の叫びと思っている。この点において、絵美の両親は、絵美さんに対し虐待を行ったとみる。
私も、このブログを始めるようになってから、統一教会信者や、その二世と、メールとかで交流することもある。ある情報では(信憑性は不明)、統一教会の二世が、その教会の結婚式に参加する割合は半分以下、もしかしたら、2割か3割という話しもある。残りは、一般の結婚をしているという。(2割という数字は、まんざら間違いではないかもしれない。私とこれまで、コンタクトのあった二世の話を総合すると、だいたいそれくらいになる。)
と、言うことは大半は、親の望んだ通りの道には進んでいないということである。つい先日、コンタクトする機会のあった統一教会二世自身は、今月末(2012年3月)の、教会の結婚式に参加すると言っていたが、彼女の姉は一般の結婚したと言っていたし、弟は好きな人がいるような事を言っていた。
で、彼に「あなたの親は、あなたの姉や弟を、どう思ってるんですか?」と、聞いたら、「親は、それぞれ決めた道なので、幸せになってくれたら・・・」と言うことだった。大人になった子供が決めたことに、親はアドバイスしたり、励ましたり、反対することは出来るだろうが、力で子供を従わせることはできない。
ちょっと脇道にそれるが、私の少ないサンプルの中でのことであるが、統一教会の親の望む結婚を選ばない二世に、案外共通することがある。それは、両親が、毎日のように夫婦げんかをしているということだ。十数年も、親の夫婦げんかを見てきた子供達は、親の後を追ってはいかない可能性が高いということか?そういう親は、子供達が自らの道を選んだ時には、絵美の親のようではなく「あなたの決めた道だから、がんばるように。」と言って、送り出したらどうか? 今から、結婚する人、家庭生活を始める人は、夫婦仲良くやってみたらどうか?
いずれにしても、統一教会の親たちは、子供の人権を蹂躙しないよう、深刻に考えて欲しい。私は、家庭内での、子供に対する宗教教育は、宗教を信じる人々の自由と権利と思っているし、どの宗教でも最重要視していることである。しかし、強要はダメだし、それを越えて、絵美のケースのような、物理的自由を拘束するような虐待は決して許されない。
絵美さんの手記を読んだ後、多少、理解できない不明な部分もあり、本人に直接確認できたらと思い、カルト新聞に、下記の通りコメントを書き込んだ。
「ちっぽけな少女の話」を読んで、
私の立場として、人権侵害があれば、見過ごすことはできません。統一教会信者の家庭内の暴力、虐待に対しても、人権侵害という観点で、見つめたいと思います。
親は、親の都合で、子供を監禁したり、暴力をふるったり、親の信じている宗教を強制することは出来ません。当然のことです。
絵美(仮名ですけど)さん、もう少し、お話を聞きたいのですが、私宛に直接にご連絡頂ければ嬉しいです。
2012年3月16日21:18
すると、その、2時間後の事であるが、次のようなエイト君のコメントと共に、私のコメントは削除されてしまった。
Yoshi Fujiwaraさん
あなたのように統一協会の“拉致監禁キャンペーン”の尻馬に乗っかってデマを書く親・統一協会の人には、彼女にコンタクトしてほしくないですね。あなたの「立場」などどうでもいいことであり、あなたに話すことは何もないでしょう。よって彼女を護るためにコメントを削除しました。
2012年3月16日23:23
エイト君はTwitterでも、次のようにつぶやいている。
「エイト @cult and fraud
“拉致監禁キャンペーン”を鵜呑みにし尻馬に乗っかる浅はかな輩。やや日刊カルト新聞に手記を掲載した元祝福2世にコンタクトを取ろうと画策。もちろん即排除」
いくら、エイト君が、頑張っても、人の心と行動を100%コントロールすることはできない。絵美さんは、自分の意志で、家を出た。元統一教会員の由香里さんだって、自分の意志で、情報を得るため、必要な人に連絡した。拉致監禁被害者(清水与志雄牧師が脱会説得者)の母親、樹村さんだって、自分の意志で、誰とだってコンタクトできる。
「エイト君、そこまでしないといけないの?」という気持ちだ。エイト君がどんなにがんばっても、時が来て、絵美さんが、誰かに連絡を取ろうと思えば、自分で考えてそうするし、したくなければ、そうしない。簡単なことだ。
エイト君に、
絵美さんの受けた物理的虐待行為の中の一つは、軟禁(監禁)である。きっと、エイト君は、絵美さんの親から受けた虐待に、衝撃を受け、怒ったに違いない。だからこそ、その手記を発表したのだろう。
同じ軟禁・監禁でも、統一教会から、息子・娘を取り戻すための拉致監禁は今でも起きている。絵美さんも、統一教会の拉致監禁被害者も、両方に共通する事は、ある目的のために自由を拘束されている事だ。
どちらも、程度の差はあるが、ほぼ同じ軟禁・監禁である。片方は、子供を統一教会の教えに忠実に従わさせようとする目的で、一方は統一教会から脱会させようとする目的だ。ほぼ、同じような虐待行為に対し、片方はOKで、片方はそうではないというのは、きわめて不公平で、中立的でない。ましてや、何らかの記事を書くライターだったり、国際会議でプレゼンするような人なら、なおさらである。
しかし、エイト君には、公平で、中立的な見方はできない。なぜなら、エイト君は、「反統一教会活動」という枠内で行動しているのだから。エイト君にとっては、「反統一教会」の枠内であれば、信者の脱会目的の監禁も、人権侵害も許される。だから、エイト君は、(絵美さんと同じような虐待を受けている)統一教会信者に対する拉致監禁に対しては、何も言えないし、何も言わない。
「反統一教会(反カルト)」と、「人権」を比べてみると、「人権」の視点の方が、より高い尺度となる。統一教会内部で人権問題(子供に対する虐待)があれば、それは問題である。なぜなら、人権問題だから。統一教会員が脱会目的で拘束され、意志に反して監禁された。これは問題である。なぜなら、人権問題だから。
統一教会員に対する脱会説得による人権侵害は無視してもよい。なぜなら、「反統一教会」の活動だから・・・とは、決してならない。要するに、「人権」の方が、「反統一教会(反カルト)」より上位に位置する視点となる。
今年のICSA国際会議では、「絵美さんの手記」を紹介したらどうか?欧米の参加者も、多くの人が受けたと同様に、深く衝撃を受けると思う。でも、必ず、質問が出る。「統一教会信者は、今も、絵美さんと同じような拉致監禁を受けているが、あなたは、それに対してはどう思うのか?」
言葉を変えれば、「反カルト」と「人権」どちらが、エイト君の上位の視点なのかを問われる。
そしたら、エイト君、思いきって、こう言ってやって欲しい。「私は、反統一教会活動家です。統一教会から信者を脱会させることは、たとえ、人権侵害、虐待、暴力があっても、私の関知するところではなく、私は問題にいたしません。ただし、統一教会の家庭に生まれた子供たちが受ける虐待については、反カルトの視点で、大きく扱いたいと思います。また、私は、信者救済のため、統一教会の実情を知らせ、拉致監禁に導く弁護士の手紙を信者の両親に配達し、信者救済(脱会)のため積極的に関与し、活動しています。」
絵美さんのご両親へ、(ここから、です・ます調)
絵美さんの手記からだけでしか、私の判断材料はありません。私は、上に上げた理由で、絵美さんの手記は、彼女の心の叫びと思っています。もし、その手記が事実であるならば、ご両親には、やるべきことが多く残っていると思います。まず、最初にすることは、絵美さんに対して、心から謝罪することです。絵美さんの傷ついた心を最終的に癒せるのは、その傷ついた原因を作った両親しかいません。
最後に、絵美さんへ、
人生の一番楽しくあるべき10代の後半、壮絶な体験をしてきた絵美さんに、言葉がありません。どんな形になるかわかりませんが、5年か、10年か、20年かかるのかわかりませんが、いつの日か、お互いの立場を尊重して、ご両親と和解できる日の来ることを祈ります。これからの人生、精いっぱい、生きて下さい。
2012-03-23 (金)追記 - エイトのつぶやき
私のカルト新聞への投稿を、2回も削除したエイト君。2回目は、説明もなかった・・・。私は、エイト君にかなり嫌われているみたいだ。エイト君が私について、Twitterで話していらっしゃるようなので、下記の通り、コピーさせて頂く。
今度は、是非、エイト君のブログに、私のエイト君批判記事全文を載せて、その上で、ここは短絡思考、ここは意味不明、ここはデマ、ここは妄想とか、批判してみたらどうか?
エイト @cult_and_fraud
Yoshiという奴の記述「もし、統一教会員の家庭内において、人権問題があれば、当然、取り扱わなければならない」「人権問題を扱う上で」「本人に直接に確認できたらと思い」何様のつもりか?自分勝手な正義感は、ただ迷惑なだけ。自意識過剰な、この勘違い野郎の触手から被害者2世を護る必要あり
11:42 PM - 17 Mar 12 via web ・ Details
エイト @cult_and_fraud
自称“元”統一協会信者で自称“人権活動”家のYoshiという人物。ICSAで私に「拉致監禁に導く弁護士の手紙を信者の両親に配達し、信者救済(脱会)のため積極的に関与し、活動しています」と言ってほしいそうだ。何故「拉致監禁に導く手紙」となるのか意味不明。短絡思考で思い込みが烈しい。
2:55 AM - 21 Mar 12 via web ・ Details
私の事を何て言おうが(名誉毀損発言は別だが)、別に気にはしないが、1箇所だけ再批判しておく。エイト君のTwitter発言中の、『何故「拉致監禁に導く手紙」となるのか意味不明。短絡思考で思い込みが烈しい。』の部分。
元統一教会員の由香里により、渡辺博弁護士の手紙から、彼女の拉致監禁が実行されたことが証言されている。その証言が事実でないというなら、そのことを証明したらどうか?
日本語: http://humanrightslink.seesaa.net/article/257854439.html
英語: http://humanrightslink.blogspot.com.au/2012/03/lawyers-letter-tool-to-look-for.html
2012-03-27 (火)追記 - エイトの正義
エイト君が、自身のブログ「エイトのブログ」に、2012年3月23日(金)21:20付けで、次のコメントを書いた。全文引用させて頂く。
<エイトのブログより引用>
http://dp.tosp.co.jp/index.php?ocd=user&oid=5129972&page=1&tno&topFlag=1&action=blog_view_entry
自称“人権”派?
自称“人権”派のYoshi&火の粉ブログのデマライター。私がやや日刊カルト新聞コメント欄に書き込まれたYoshiのスパム投稿を削除したことについて非難囂々喚き散らしている。
http://humanrightslink.seesaa.net/article/258973289.html
私を信頼して手記をやや日刊カルト新聞い掲載することを許可してくれた元祝福2世の女性。彼女にとって、今最も忌避すべきものは統一協会側からの接触であ る。自称“元信者”のYoshiがこの被害女性に触手を伸ばしてきたということは、取りも直さず統一協会が接触を図ってきたのと同義であり、それを防ぎ彼 女をカルトから護るのは当然のことである。この二人は自分たちがどのような立場であると、認識されているか判っていないのであろう。そうでなければあのよ うな厚顔無恥なコメントは書けない筈だ。
そして彼らと統一協会が必死に喧伝する“拉致監禁キャンペーン”については、やや日の最新記事に見解を記した。 ご参照を。
12/03/23(金) 21:20
<引用終わり>
エイト君の立場は、単純明快、「統一教会に打撃を与える事」なら「正義」である。
私は、エイト君の立場・考え方(エイト君の正義)も頭の中で理解できる。エイト君は、自分を中心として、自分の行動・活動に役に立つ人たちは「味方」、そうでないものは「敵」となる。エイト君にとっては、自分の行っていることは、「絶対的な正義」であり、その「正義」に楯突くすべての勢力は、統一教会、または、その教会の回し者、すなわち、彼に取っての「悪」となってしまう。
私の立場も、エイト君同様、単純明快、「人権問題」であれば、統一教会側が被害者であっても、蹂躙する側であっても、人権問題として取り上げる。私は、私が「親統一教会」と呼ばれようが、「反統一教会」と呼ばれようが、別に気にしない。人権問題の解決に向かって活動するだけだ。
多分、エイト君の、「自分だけが正義」という彼の視点からみたら、私の行動は理解できない。エイト君が、上記コメントの中で、「この二人は自分たちがどのような立場であると、認識されているか判っていないのであろう。」と言っている通りである。エイト君にとっては、私のような人物は「統一協会の“拉致監禁キャンペーン”の尻馬に乗っかってデマを書く親・統一協会の人」としか写らないし、そうに決まっていると思うしかない。
エイト君、孫子の兵法を知ってるかい?孫子の兵法からみたら、私の百戦百勝だね。
知彼知己、百戦不殆。 (敵を知り、己を知れば、百戦、百勝。)
不知彼而知己、一勝一負。 (己を知っていても、相手を知らなければ、勝敗は五分五分。)
不知彼、不知己、毎戦必敗。 (相手も自己も知らなければ、必ず負ける。)
私は、エイト君の立場も理解している。エイト君は、自分の立場に従って行動しているだけで、彼とは違う立場の人の考え方は理解していないようで、ひとまとめにして統一協会側(彼に取っては悪の側)にしてしまう。
エイト君が、少女の手記を発表した「目的」について考えてみた。彼の、行動のパターンから見れば、明らかである、手記を発表することにより、統一教会に打撃を与えられると思ったからである。
しかし、統一教会に大して打撃は与えられなかったばかりか、もう一方の人権問題(拉致監禁)を取り上げないエイト君が、ますます攻撃を受けるようになった。そして、カルト新聞に「統一協会 ”拉致監禁キャンペーン” の実体。高度危険者とは?」という苦し紛れのオピニオン記事まで書かざるを得ない羽目になってしまった。(このオピニオン記事に関しては、また、日を変えて。)
私が「ちっぽけな少女の手記」を読んで、まず感じた事は、統一教会内で、児童虐待があるならば、内容を検証し、それが事実であるならば、虐待を即座に止(や)めさせるべきである・・・ということである。
もし、その手記が本当の事なら、統一教会内で起きた「児童虐待」の問題を世界に向けて発信したいと思っている。エイト君や、エイト君のグループがいくら少女の手記を英語で発表しても説得力がない。なぜなら、自分たちの都合のいい人権問題だけを扱う事になるのだから。私が扱えれば、両方の人権問題を公平に扱う事になるので、より説得力がある。
ただし、少女の手記の内容は、検証されなければならない。手記の中に、理解できない不明な部分が多くある。少なくとも、虐待の場面について、もっと具体的な内容(日付、時間、家のどの部屋とか具体的な虐待の場所、虐待の種類、回数、会話の内容、真冬に数ヶ月過ごした山の場所、数回に及ぶ監禁・脱出の様子、偽装服従の様子、家出の状況、その後の足どり等々)や、行き倒れの状態を救出した人の証言や、現在、彼女を支援している人の証言とか、より、客観的に判断できる内容が欲しい。
私は、彼女が、数ヶ月間過ごしたという山を訪ねてみたいし、行き倒れになったというその場所も確認してみたい。絵美の両親にも会ってみたい。
2012-03-30 (土)追記 - 絵美の年表
拉致監禁by宮村の裁判記録のウェブサイトにて、「後藤徹氏 拉致監禁(保護説得関連)年表」が登場している。原告・被告の陳述書、準備書面を参考に、出来事を整理している。大変な作業だったと思うが、双方の言い分の食い違いも分かり、とても分かりやすい。
その大作にひらめいた。私も「絵美の年表」を作ってみた。上記の、後藤徹氏の年表は、何百ページからなる書類(陳述書や準備書面)をもとに作成されたものであるが、私がここで紹介するのは、やや日刊カルト新聞(以下、カルト新聞)で発表された「ちっぽけな少女の話」しか、参考にするものがない。なので、作業としては、簡単だったけれど・・・
「絵美の年表」
参考資料:
カルト新聞 2012-03-12記事「死ぬために生きた」統一協会二世、壮絶な半生を告白
カルト新聞 2012-03-14記事 ちっぽけな少女の話 統一協会元祝福二世による衝撃の手記を独占掲載
1990年11月頃 出生
- カルト新聞によれば、2012年3月9日に絵美は21才と4ヶ月。そこから逆算。
1997.04 絵美6才 小学校入学
- 母親は海外宣教活動でほとんど家にいない。
- 両親はよくケンカをして、絵美は父が大嫌いになる。
2003.04 少女12才 中学校入学
- 信仰二世として、順調に育つが、父の怒りの矛先が、母をかばう絵美に向かい始める。
- 母からの絵美に対する虐待も始まる。
- 祝福(統一教会内での結婚)が、絵美を救い出してくれる唯一の活路と考える。
2006.04 少女15才 高校入学
- 高校に入る頃には、葛藤とジレンマで、絵美の心は傷だらけ。いっそう祝福を望む。
- 母親の絵美に対する異常なほどの管理が始まる
- 運動部と文化部に所属(部活の部長とあるが、一年生では部長はないと想定)
2007.04 絵美16才 高校2年生
(もしかして、以下高校3年生のでの出来事の一部or全ては、この年に起こった可能性もあり。)
2008.04 絵美17才 高校3年生
- 部活の部長(もしかして、2年生で部長?)
(部活の部長になった時は不明だが、ここでは3年生で部長になったと想定する。)
- 同じクラスの子と深い仲になる。(もしかしたら、2年生で?手記では、部長になったことが先にでているので、彼氏ができたのを3年生の時と想定する。)
2008.08 彼氏との関係後、清平で学生修錬会に参加
- (前年の可能性もあり)
2008.09 両親に彼氏の存在が知られ、絵美は閉じ込められた。
- 清平から帰国後、数週間後とある(手記)。
2008.09 再び、清平へ。
2008.09 清平から帰国後、再び、監禁生活。
- 学校には両親により休学届け
2008.11 絵美18才になる。
2009.01 家出、真冬の山中生活
- 深夜、ベランダから飛び降り家出、雪の中、何キロも離れた山に逃れる
- 数ヶ月間、雪の降る中、公園のトイレ、山奥の木々の間で眠る。
- 食料は、木の皮や、僅かに残る木の葉。
2009.04頃 帰宅、脱走の繰り返し。
- 脱走時には、山奥に逃れる。
2009.XX 偽装服従
- 20歳になったら、家を出て、死に場所を探そうと決意。
- そう決めてから、私は20歳になるまでの数年を、死ぬために生きた(手記)。(そう決めたのが、2009年夏なら、二十歳までは1年と数ヶ月。そうすると、ここで書いた高三以降の出来事は、一年早く高二時代に起こった可能性が大きい。そうすれば、そう決意してから20才の誕生日までは、2年と数ヶ月となる。)この項、あとから追加。
2010.11 絵美20才になる、そして家出。
-「2世としての誇り、このような言葉を20年間、ついこの間まで言われ続け」(手記)とある。
-「私は数年前に家を出た」と手記にあるが、これは、最初の真冬の山中に、数ヶ月間逃れた事か?
- カルト新聞で「そして二十歳になった絵美は、家を後にする。」とある。
-「1年半、一般的な生活、協会の実態、私が2世ではなくひとりのひとであることを学んだ。」と手記にある。ほぼ、家を離れた時期と一致する。
2010.11〜2011.03頃 絵美20才 家出生活
- いろんな人に騙され、愛され、助けられ、その後、牧師と巡り合う。(手記)
2011.03頃 行き倒れ、そして保護
- カルト新聞で「約1年前、ある町で行き倒れていたところを保護された」とある。
2011.XX 20年間教えられてきたことが、嘘だったと知る
2012.03.09 絵美21才 岡山にて全国霊感商法対策弁護士連絡会の全国集会で発表。
エイト君は、私のカルト新聞へのコメントを削除したりで、私の、彼の記事に対する信頼感は、なくなっていく一方なのであるが、少女の手記に対しては、あくまでも公平に取り扱いたい。その手記が事実だとも、そうでないとも証明されていない。
ここは、ひとつエイト君の協力のもと、私の悩みを解消して欲しい。統一教会内の児童虐待問題を、国際問題にできるかどうかの瀬戸際なのだから・・・ いつも、私がエイト君にひどいことを言ってるからと言って、冷たくしないで欲しい。ひどいことを言ってるのは、おじさんのちょっとした「いたずら」だと思って、大きな心で受け止めて欲しい。
年表を作りながら、ふと思った。少女は、高校は卒業できたのだろうか?彼氏との事が両親にばれて、親が休学届けを出したはずだが、その後の記載がない。もし、絵美が高校を卒業していないなら、彼女の周りの人々で、何とか、彼女が高校を卒業できるように(もちろん、本人がそう希望すればだが・)サポートしてやって欲しい。特に、エイト君、あなたにお願いしたい。「絵美は、俺の目的に利用できる。」なんて、思ってないよね、エイト君?
年表を作りながら、もうひとつ思った。絵美の親は、娘の絵美がもがき苦しんでいる時に、いったい何をしていたのだろうか?もし、絵美の両親がこのブログを読んでいるようなら、是非、連絡が欲しい。両親の言い分もあるかもしれないし、もちろん、公平に扱われるべきである。
絵美の手記によれば、絵美への虐待が激しくなってきたのは、高校に入ってから、特に母親の異常なまでの管理が始まってからだと思う。高校入学以降の、特に具体的な虐待について、もっと詳細に説明し、その虐待をより客観的に明らかにするのが、手記を発表したエイト君の責任だと思う。どのように客観的に示すかは、エイト君、あなたはライターなんだから、エイト君の手腕にかかっている。少女のアイデンティティーを明らかにせよと言っているのではない。
残念ながら、今の状況では、この手記を英語にして発表したのでは、それを発表した私が笑われてしまう。エイト君の記事の読者として、私は、エイト君に心からお願いしたい。
もちろん、エイト君には、これ以上、詳細を明らかにしないという選択肢もあるだろう。それはエイト君の自由である。しかし、その場合には、私は、エイト君がこの児童虐待問題を、人権問題として扱いたくない(要するに、別の目的で少女の手記を利用した)のだと理解せざるを得ない。
少年・少女の心に深く傷を負わしてしまうこのような虐待が、将来、起きる事がないよう、絵美さんの心の叫びと、エイト君の努力がその抑止力となるよう切望する。エイト君の清い決断を待ちたい。
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二世の叫びは、時々ネットで目にし、その度頭に来ていました。
統一教会は、「拉致監禁反対」と叫びながら、結局同じことをしている、と。
二世の問題が一世に対する反統一の親からの拉致監禁より複雑なのは、生まれた時から宗教が強制されていること。養育されている子供の立場としては、親に反することは生きる道を奪われることに等しいため、子供は従うしかない。
子供が、親と同じ気持ちで信じて喜んで教会に通っていれば問題ないが、子供が宗教に対して反発心や他にやりたいことが出た場合、逆らえばければ、もしくは強制され続けていれば、精神的監禁されていることになる。
まして、絵美さんの場合は、身体的にも監禁されていた。
私は、この手記を読んで、しばし呆然状態になり、何も考えらなくなりました。
yoshiさんおっしゃるように、統一教会であろうが、なかろうが拉致監禁は行うものではありません。
祝福家庭で子供のいる親の立場の方も、また子供が統一教会に入っている親の立場の方も、この手記を自分のこととして真摯に受け止めてほしいと思います。
Yoshiさんの正々堂々とした、正義感あふれる言動と行動には感心しているわ。
私は、今、2chで田中清史君に喧嘩売っている者よ(逃げ回って買ってくれないけど)。
だから、喧嘩買ってくれないなら、もっと喧嘩吹っ掛けてやるって、この胡散臭い手記について書いているわ。
統一教会からの脱会説得【拉致監禁?保護説得?】5
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/psy/1326728124/
>>357>>358>>379>>380>>382>>387>>388>>491
>>501>>502>>510>>511>>545>>546>>547
>>645>>646>>647>>649>>704>>706>>707
あたりね。Ypshiさんの判断を覆すつもりはないけど、情報として頭の中に入れてもらえると嬉しいわ。
私は、弁連の起死回生の為に作られたでっち上げの可能性が一番高いと判断しているわ。
こんなおどろおどろしい話に、Yoshiさんを巻き込みたくないけど、参加されてきた以上情報としてお渡しするわ。
よっぽど、理由も言えないほど、私の記事が気に障ったんでしょうか?
でも、これは、単純に予期できることでした。本文の通り、エイト君の行動は「反統一教会」が命であって、「人権」問題は、二の次なのです。
ところが、そのリアリティを打ち消すバカがいる。
それは自ずと知れたエイト&監禁パシリ屋こと、田中清史君です。
正々堂々とやればいいのに、投稿を説明もなしに一方的に削除する。
こんなコソ泥的なことをやるから、絵美さんのせっかくの訴えそのものが疑問に思われてしまう。
問題をより複雑にしてしまう。
哀しい話です。
だけど、もうエイト君はもう無理でしょう。
心のヒダヒダがわからないのだから。
彼は統一教会に打撃を与えさえすれば、それで満足なのです。
絵美さんの気持ちなんてどうでもいいのです。
<私は、ぶたれ、水をかけられた>
<家では常に聖歌テープ、読むものは統一教会の発行する雑誌のみ>
<両親は私を閉じ込めた>
絵美さんの親はちょっと狂信的、盲目的ですね。
こうした親がいることに驚き、ショックを受けました。
<私は数年前に、家を出た。それからは色んな人に騙され、愛され、助けられ、私は今、牧師に巡り合い彼のもとで統一教会以外の世界を教えてもらっている>
この牧師が絵美さんを幸せにしてくれるかどうか、ですね。
くれぐれも絵美さんが反統一の闘士にしたてあげられて、一生を反統一闘争に捧げることのないよう、祈ります。
また、人生の伴侶として、監禁によって反統一になった人(後藤徹さんの兄のように)を選ぶことのないよう、祈ります。
<エイト君にとっては、「反統一教会」の枠内であれば、信者の脱会目的の監禁も、人権侵害も許される。だから、エイト君は、(絵美さんと同じような虐待を受けている)統一教会信者に対する拉致監禁に対しては、何も言えないし、何も言わない>
統一教会の親が子供を監禁したことを問題視するなら、信者の子供を監禁・擁護する親や元信者、宮村、松永、山口、有田、やや日刊カルト新聞についても問題にすべきでしょう。
「彼は統一教会に打撃を与えさえすれば、それで満足なのです」(米本さんのコメントより)
このコメントは見事ですね。ズバリ言い当てていると思います。
それだと、エピソード終了時期がどんなに短くても大学進学年の5月ごろ。19歳になる年ね。
だけど、手記にはこう書かれてあるわ
「そう決めてから、私は20歳になるまでの数年を、死ぬために生きた。ただ楽に
なりたい一心で。」
少なくとも、2年は20歳から離れていけなわ。だからエピソード終了はどんなに遅くても高校3年時じゃないといけないわ。
そして、エピソード最短期間は1年2カ月。そうすると、エピソードはどんなに遅くても高校2年生の時に始まっているわ。
ここらの割り出しは、
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/psy/1326728124/
の >>646 と >>647 に書いているわ。
私は、あの話が本当だとすれば、全体の語り口調と時間表現から、エピソード始点は高校1年の時と思うわ。
他の委員長とか部長とかはアクセサリーの部分だから、こっちに誇張や粉飾があるのだろうと思うわ。
なりたい一心で。」
ありがとうございます。ご指摘、感謝です。私、この部分、ちょっと見落としてましたね。今から、ちょっと出かけるので、夜か、明朝に。
その通りだと思います。
しかし、青春を返せ訴訟でも扱われてるように統一教会の布教手段や日本で行っている活動自体が、基本的人権の一つである信教の自由を侵害している恐れがあるのはご存知かと思います。
例えばオウム真理教が行った暴行・傷害・殺害或いは逮捕監禁などの肉体的侵害に比べて、信教の自由の侵害やそこから現れた財産的侵害、家族の精神的苦痛や関係の破綻などは、表立っては分かりにくい。既に言い尽くされてきた感もありますが、その被害はまだ確実に存在します。ある時は信者の破産、ある時は関係者の自殺、ある時は拉致監禁として。
その被害者には個別の訴訟による金銭的救済しかない一方で、現在も膨大な資産を有したまま組織的・計画的に上記の被害を生み出し続けている団体を訴訟提起まで放置する現状が、統一教会という団体が、果たして適切と言えるのか?
私自身も強制的な監禁による脱会説得といった事が許されるとは思いません。
しかし反統一教会という枠組みが基本的には人権から出発している事、
拉致監禁を取り上げないのはその理由による事、
それは、あなたが統一教会の組織的な人権蹂躪による負の部分よりも、主に脱会説得に関わる部分を世に問われるのと、大まかには同じ理由です。
ただ、エイト氏には冷静な判断をして欲しいとは思いますが。
以上、突然の書き込み失礼しました。統一教会が大嫌いなんです、私。
でも基本的には応援しています。頑張ってください。
改めて読んで、オカシイと思いましたので、それを書いておきます。
(年表の引用はじめ)
2009.01 家出、真冬の山中生活
−深夜、ベランダから飛び降り家出、雪の中、何キロも離れた山に逃れる
−数ヶ月間、雪の降る中、公園のトイレ、山奥の木々の間で眠る。
−食料は、木の皮や、僅かに残る木の葉。
(引用終わり)
この証言には、大いなる疑問というか決定的な嘘があると思います。
その1・雪の中、よほどの装備がなければ、数カ月間も戸外で生活することはできません。
3日もすれば、凍死します。
仮に厚着をして、毛布を背中に抱えての家出であっても。
雪山専門の登山家であっても、そうでしょう。
「公園のトイレ」で寝ていれば、警備員に誰何されます。誰何されることがなければ、ホームレスは全員、公園のトイレに寝ることができます。
その2・「食料は木の皮、木の葉」
これも嘘っぽい。
江戸時代、飢饉が起こった。
木の皮・葉で飢えをしのぐことができていたら、一揆は起きていない。
飢餓状態−戦争末期の頃。
日本国民は栄養を求めて、彷徨っていた。
有名なのは琉球(現沖縄)の飢餓事件だった。蘇鉄の根をみんなでくいちぐった。
少女の証言の大筋(高校入学前まで)は事実だと思う。
それ以降は、とてもとても・・・。
どんなに反統一的な気分のマスコミであっても、裏付けを取らなければ書くことはしませんね。
年表に挿入し、コメントを加えました。
ご指摘ありがとうございました。年回も読んだ場所なのに、そこだけ(他にももしかしたら、あるかもですが・・・)見落としていました。
コメントありがとうございます。私のブログは、統一教会大嫌いな人たちにも読んで頂きたいブログです。読者の皆様に、ちょっと変わった視点を提供できたら嬉しいです。
このブログは、主に拉致監禁問題を扱っています。これからもよろしくお願い致します。
<同じ軟禁・監禁でも、統一教会から、息子・娘を取り戻すための拉致監禁は今でも起きている。絵美さんも、統一教会の拉致監禁被害者も、両方に共通する事は、ある目的のために自由を拘束されている事だ>
昨日、私は、子供が良くないことをしたので叱りました。その時、口から出た言葉は「あなたのやりたいようにしたいなら、どうぞ、家から出て行って」でした。
正しい叱り方だと思っているわけではありませんが、子供が間違っている、と思った時、親は「この家から出て行け」というものではないか、とふと思いました。
親自身が正しい掟を認識していると思い、子供を正しい掟に従わせようとすると、「お前はまだまだ未熟だ。出て行って修行して出直してこい」みたいな形になるのではないかと思います。
ところが、統一教会信者に対する拉致監禁や、絵美さんに対する監禁は、これとは反対になっています。家ないしはマンションに閉じこめようとしています。
これって、やっぱり変ですよね〜。純粋な親子関係とは思えません。
子供を服従させて、自分のペットみたいに扱っています。これは依存症で、虐待以外の何ものでもないのではないかと思います。
監禁行為そのものを問題視され、国際社会に問題提起しようとされるyoshiさんは正しいと、改めて思いました。
はじめまして。
統一教会員・祝福家庭です。
絵美さんの手記を読んで、心がとても痛みました。
Yoshiさんのおっしゃるように、夫婦喧嘩が絶えない家庭で育った子供は、いくら信じる物があったとしても、親と同じ道を歩みたくないと思うのは当然です。
そういう環境にある子供が、いつも寂しかったり苦しんでいたりするのは、教会だけではなく、一般の家庭でも同じだと思います。
幼い頃から、そういう絵美さんの苦しむ心を理解できなかった…というよりは気付くゆとりすらなかったご両親ではなかったかと思います。
反抗する子供の様子を見て、その原因と責任が自分達にあるということすら気づかなかった事がとても残念です。
ご両親は、絵美さんが家を出てからとても心配しておられると思います。
できれば絵美さんとの間に誰かが入って、親子の仲を回復してあげられればと思います。
Yoshiさんの言われるように、先ずご両親が絵美さんに心から謝罪して初めて、親子の関係修復の出発ができると思います。
絵美さんは既に反対派の方たちの教育を受けて、教会に対しては批判的になっているかも知れませんが、それとは別に、やはり親子の関係は修復するべきだと思います。
両親にとっても、絵美さんにとっても、最終的な幸せは、親子関係の修復なしには無いと思います。
絵美さんが、現在どういう環境の中で、どんな生活をしておられるのか、とても心配です。
エイトさんをはじめ、反対派の活動に利用されはしないか、自分の悩みや、気持ちを素直に話せるような相手はいるのか、心を完全に開いて生涯を共にする事の出来る相手を見つけることができるのかどうか…
同じ祝福家庭の親として、反省するとともに、絵美さんが幸せになることをお祈りします。
誠実なコメントありがとうございます。
今日、反カルト団体ICSA(例の、エイト君達が参加した会議を主催している団体)発行のICSA Today という、雑誌が届きました。(私は、ICSAの会員なので、定期刊行物が送られてきます。)
今回のトピックは、SGA Issue です。SGAというのは、Second Generation Adults の事で、「大人になった二世」の事です。「カルト運動のなかで生まれ育った人々」が大人になりその組織を離れた場合の様々な問題点を取りあげ、とくに精神的なサポートをしようと試みています。別に、カルト団体に対する批判記事ではありません。
日本の、反カルト運動は、アメリカのものより、30年遅れていると印象を受けます。機会があれば、その記事、取り上げたいと思います。
ねこどしさんのコメントの日と、ICSA Todayの到着が同じ日で、同じ二世の問題だったので、ここに書きました。
ねこどしさん、また、時々、記事を読みに来て下さい。