2012年03月15日

由香里の証言:弁護士の手紙から拉致監禁へ!

:この記事は、英文でも発表した内容の、日本語訳です。
http://humanrightslink.blogspot.com.au/2012/03/lawyers-letter-tool-to-look-for.html

以下、本文内で由香里の陳述書を紹介していますが、実際のものより、順番が変わっていたり、箇所に寄っては短くなっている所もあります。原文は、米本和広氏のブログ「火の粉を払え」で確認できます。
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-308.html
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-309.html

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Yukari's Testimony - From Lawyer's Letter to Abduction and Confinement
由香里の証言:弁護士の手紙から拉致監禁へ
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2010年4月、幸子は、渡辺博弁護士に対する懲戒請求を、東京第二弁護士会に提出した。由香里は、その事をインターネットで知るようになった。由香里は、その懲戒審理を行う綱紀委員会に陳述書を出すことを決意した。

Yukari’s Story:

由香里は、統一教会員だったが、その後、拉致監禁により、2007年12月に脱会した。脱会後は、家族の支援も受け、新しい仕事も見つけ、会社に通う日々を送っていた。

由香里はその時の状況を次のように陳述書の中で述べている。
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-308.html

私は、2007年に統一教会を脱会した者です。今日までの2年余りは、統一教会とは一切関係を持たず、家と会社を往復するだけですが、家族と共に平穏な日々を過ごしてきました。

脱会にあたっては、家族と「三田由香里は今後、統一教会信者といかなる接触も持たない。それを違反すれば三田家から除籍する」という文章を取り交わしています。そのため、陳述書を書くかどうかとても躊躇しました。

私が統一教会をやめたのは事実ですが、この陳述書を書いたことが家族に知られると、「統一教会と接触したのではないか」と疑われてしまいます。父親は曲がったことが大嫌いで、一度決めたことを必ず守る人格なので、本当に父は私を三田家から除籍するでしょう。


由香里は、そのような状況の中で、なぜ、陳述書を書き、提出したか説明している。(小見出しは管理人による)
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-308.html


陳述書を書くに至った経緯について

1. 統一教会脱会後

脱会後、私は新しい会社(派遣会社)に採用され、自宅(さいたま市)と会社(東京都■■)との往復の生活を送っています。 「全面的にサポートする」の言葉通り、家族は、私の社会復帰を応援し支えてくれました。家族にはとても感謝しています。

けれど、統一教会から脱会してから2年以上が経ちましたが、過去のことを思い出すと、統一教会のことや、マンションでの監禁のことなど嫌な記憶が蘇ってきて、不安定な気持ちになります。今でもそうです。
 
そのため、統一教会で活動していた時のことも、マンションでの監禁生活、「いのちの家」での生活をも、過去のことはなるべく思い出さないようにしてきました。

2. 渡辺弁護士の手紙をネットで見つける

ところがある日、何気なくネット検索していたところ、偶然にも米本さんの「火の粉を振り払え」というタイトルのブログにぶつかりました。右側のカテゴリーに、「渡辺弁護士の秘密めいた手紙」があり、とても気にかかりました。
 
おそるおそるクリックすると、

@幸子さんという統一教会員の両親のところに渡辺先生から手紙が届いていたこと。

Aその手紙には、「娘さんには内緒で」と何度も強調して(ママ)たうえで、「娘さんに気づかれることなく、当職に相談を」と書かれていたこと。

B幸子さんが懲戒請求を出されていること。それに米本さんが「意見書」という形で協力していることなどが詳細に書かれていました。

初めて目にする渡辺先生の手紙の内容には、とてもびっくりしました。

私の一連の脱会の出来事は、渡辺先生の手紙通りだったからです。

(イ)私の両親に、渡辺先生から手紙が届き、両親は私が統一教会員であることを知る。

(ロ)父親が「当職」(渡辺先生)に相談する。

(ハ)両親や兄は、自宅で私に質問することなく、私をマンションに閉じこめ、川崎牧師に会うように勧める。

(ニ)脱会後、返還請求を渡辺弁護士に頼み、返還されると、弁護士報酬を受け取る。

3. 米本和広氏にコンタクトしてみる

私は、自分と同じように両親が渡辺弁護士から手紙を受け取った人が、どれほどいるのか、また受け取ってその後どうしているのか興味を持ちましたし、懲戒請求を出されている事実内容をもっと詳しく知りたいと思いました。

不安でいっぱいでしたが、米本さんという方にまず聞いてみようと思い、思いきって、「火の粉を振り払え」のブログに書いてあった電話番号に電話をしました。

米本さんに話を聞くと、渡辺先生は幸子さんの懲戒請求の内容について全面否定されているということでした。米本さんからは「真実を陳述書として書いたほうがいい」と勧められました。

しかし「はじめに」で書いたように、私は既に統一教会を脱会しており、親から不信を持たれたら、家から追い出され、会社もやめなければならなくなるでしょう。そうなったら、私はどうなるのか・・・。

10日間、葛藤しました。

その結果、不安な気持ちよりも、真実を語った方がいいという思いが強くなりました。元々が、嘘をつくことが苦手で、正直な性格なのだと思います。

4. 渡辺先生に言いたい事

渡辺先生にはお世話になった身なのでとてもいいづらいのですが、渡辺先生は弁護士として、両親に私を説得するように言えばいいだけのことです。そうすれば、自宅のリビングルームで話し合いが行われたはずです。

手紙では、「一生、自らの力では統一教会から脱出することは不可能です」と書かれてありますが、教会の間違いに気づいて自主的に脱会する人はいます。

自宅で話し合いが行われていたならば、マンションでの監禁や「いのちの家」での生活も必要なかったと思います。
 
私は、幸子さんのご両親に届いた手紙と同じ内容のものが、私の両親のもとに届いたと考えると、その脅迫めいた手紙の内容に、両親がどれほど驚き困惑しただろうかと思うのです。
 
私の家族は、皆穏やかで、平和を好む性格ですので、余計に、手紙の内容や誇張した表現に恐怖心をあおられたかと思うと、次第に怒りがこみ上げてきました。
 
また、渡辺先生が、統一教会問題に詳しいのであれば、直接私に面談し、説得する方法もあるはずです。
 
渡辺先生は、私には知らせないようにと釘を打っておいて、両親に、牧師に相談するようにしむけました。
 
その結果、父親は1ヶ月も会社を休み、マンションを借りて、そこに細工をするようなことをしました。
 
全ては、渡辺先生の手紙から始まり、渡辺先生に相談した結果なのだと思います。
深刻な手紙を送るほど、熱心であるにもかかわらず、なぜ話し合いの場に渡辺先生が来ないのかという疑問が残ります。
 
手紙が「広告」にあたるかどうかはわかりませんが、でも結局は、営業活動になったことは確かだと思います。
 
両親が、手紙を見て最初に私に話してくれなかったことは、今でも悲しい気持ちがあります。けれど、手紙で、何度も念を押されれば、言うことができなかっただろうと思うと仕方のないことだし、両親も可哀相だと思います。


さて、次は、由香里の拉致監禁、統一教会からの脱会の様子である。
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-308.html

2007年7月14日(土)、会社が休みで家にいる時、家族全員で外食しようと誘われ、両親と三人で車に乗った。兄は、後から直接レストランに行くということだった。しばらくすると、兄から、由香里の携帯に電話が入った。

兄:「怪我をしているから動けない。助けてくれ。父さんと代わって。」

父は、兄と話したあと、「今から、兄ちゃんの所へ行こう」と言った。父は、私の携帯をそのまま自分のポケットに入れてたが、その時は、疑問にも思わなかった。後になって、私が外部と連絡を取ることをできないようにする作戦と分った。

マンションに入ると、兄は布団を敷いたその上に居た。家族全員が部屋に入ると、玄関が閉められ、私はみんなから取り囲まれた。

この段階になって、ようやく統一教会から教えれていた「拉致監禁」だと気が付いた。一部屋の小さいマンスリーマンションの一室だった。窓があったが、段ボールで塞がれていて、電気を付けないと真っ暗な部屋だった。

玄関は、私が容易に逃げないように、チェーン付のロックなどが二つ取り付けれられていて、そのキーは、父が腰に巻いていた。全ての方法は、保護説得の経験者が教えてくれたそうだ。

私は、数日間は、非現実的な感覚におちいり、心の中は泣いていた。

それから父は、用意していた統一教会の教義の本『原理講論』を出してきて、「書いていることがよく分からないから、教えてほしい」と言うので、家族全員で、小さな円になり、段落ごとに読んでいくということをしました。

『原理講論』を読み終われば、また最初から読むということが10日間ほど続くと、父親が、
「ここには、考える材料が少ないから、もっと本やビデオなど資料がたくさんあるところに行かないかい。そこには優しいおばあさんがいて、何でも教えてくれる。そこは、こんなところじゃなく、玄関にも鍵をかけていないし、逃げようと思えば逃げられるところだ」 と、言ってきました。

私は3日間、真剣に考え、「そのおばあさんの所に行けば、ここよりは自由だよ」 という父の言葉を聞いて、私は行くことを決意しました。
 
おばあさんがいるところは、長野県小諸市にある「いのちの家」というところでした。
おばあさんの名前は川崎経子さん。 日本基督教団に所属する牧師さんということや、「いのちの家」を開設する前は、山梨県都留市にある谷村教会で牧師をしていたことは、後々知りました。

そこに、7月末から、脱会届けを書いた12月15日まで約4ヶ月半ほどいました。

父は初めの2週間ほどいて、仕事があるのであとは毎週土日に来るようになりました。兄も仕事に戻りました。

私は初め体調不良により休みということになっていましたが、話し合いが長引くにつれ、辞めざるを得なくり、父親が会社に退職願いを出したそうです。

突然辞めることになるとは全く思っていませんでしたので、また仕事や職場の仲間もいい人で辞めたくなかったですが、そんなこと言ってられませんでした。とても複雑な心境になりました。

最後の頃、1ヶ月ほどは、母も家に帰り、私1人だけで勉強を続けました。 いのちの家での勉強は、反統一教会の本を読んで、川崎先生が統一教会の問題点を語ったり、過去に統一教会がワイドショーで報道された時のビデオ(*20年以上も前の化石情報!)を観たり、キリスト教の聖書の勉強もありました。

父の言った通り、いのちの家は夜になっても玄関に鍵がかかっていませんでした。初めの頃、脱走を考えた時もありました。けれど、逃げても何の解決にもならないと感じましたし、何よりも両親と分かり合いたいという気持ちが強くあって、逃げることはできませんでした。その時のことは、とても苦しかった記憶が残っています。

私にとっては鍵がかかっているかどうかは、あまり関係がなく、ただ親を悲しませたくなかったのです。そういった意味で、いのちの家での生活は、一見自由に見えますが、「心理的な監禁」だと思いました。

私は「いのちの家」での勉強によって、統一教会の言っていることにくい違いがあることや、文鮮明の過去の経歴なども教えてもらいました。

私は、文鮮明が救世主ということに、少しずつ疑問を持ちはじめました。正体を隠して勧誘し、勧誘した人に多額の献金をさせるという、統一教会の活動の間違いについても、考えることができました。

私は、12月15日に脱会届けを川崎先生に渡し、「いのちの家」から自宅に戻りました。

家族に心配をかけ、気苦労をかけてしまったことを申し訳なかったと思っています。 (両親は、半年前から休日を利用しては、片道2時間以上かけて川崎先生のところに通っていたそうです)

また、たくさんお金を遣わせてしまったことも、本当に申し訳なくなかったと思っています。



次の部分の陳述書のなかで、由香里がお父さんから弁護士からの手紙について聞いた場面、と、脱会後にその弁護士に面会した場面である。

「いのちの家」で父親に聞きました。

「どうして、私が統一教会に入っていることを知ったの?」(私)

「弁護士さんから手紙が届いたんだよ。『娘さんが統一教会に入っている』って。びっくりしたよ。はじめは信じられなかった」(父)

「なんていう弁護士さん?」(私)

「渡辺博さんという弁護士だよ。すぐに信じることができなくて、インターネットで調べたんだよ。手紙に書いてあった法律事務所をネットで調べると、きちんとした法律事務所であり、適当なことを言うはずがないし、嘘ではないと思ったんだ」(父)  

このことに、私は少なからずショックを受けました。 私が統一教会のことを家族に話す前に、全くの第三者がそんな大切なことを告げてしまったということに、私は、とても悲しい気持ちに包まれました。

後々、母から聞いた話しですが、両親は初め、渡辺先生から、日本基督教団新松戸幸谷教会の吉田好里牧師を紹介され、しばらく通いましたが、相性が悪く、吉田牧師のところから「いのちの家」のことを紹介されたと聞きました。

脱会届けを書いてから、父に勧められるままに、統一教会に払ったものを返還請求することになりました。 「いのちの家」にいるときから父親は、教会が間違っているのだから、払ったお金は全て返してもらわないといけないと言っていました。

私は自分の意志でセミナーに行き、宝石も自分の気に入ったものを購入したので(*脱会者のホンネ。何人かから、こんな話を聞いた) 、そこまでしなくともいいと心の中では思っていましたが、父はけじめをしっかりとつけないと嫌な人なので、父の言う通りにするしかないと思いました。
自宅に戻ってしばらく経ってから、家族揃って、渡辺先生の弁護士事務所を訪ねました。

渡辺先生から、これまで払ったものを書き出して欲しいと言われました。それで、セミナー代、献金などが合わせて約200万円、宝石・絵画の購入代として約166万円と書いて渡しました。

その後、渡辺先生から約150万円の返還を相手方が認めたということで、お金を振り込んでもらいました。

全てが終わって最後に、弁護士の成功報酬として約20万円を振り込むようとの通知がきました。

最初に、渡辺先生に会ったとき、 「ボランティア感覚で統一教会問題を取り組んでいる」 と、おっしゃっていたことを思い出し、弁護士の成功報酬については、少しばかり疑問にも思いましたが、家族共々お世話になったので、そういうものかと納得するようにしました。




結論:拉致監禁に積極的に関与する渡辺博弁護士

由香里は、明らかに次の事柄を証言している。

1. 彼女の両親は、渡辺博弁護士より手紙を受け取った。

2. 彼女の両親は、渡辺博弁護士に面会した。

3. 両親は、キリスト教の牧師を紹介された。

4. 由香里は、拉致され、アパートに監禁された。

由香里自身も、「全ては、渡辺先生の手紙から始まり、渡辺先生に相談した結果なのだと思います。」と証言している。渡辺博弁護士の手紙は、論理的に、明らかに由香里の拉致監禁へと繋がっている。それは、由香里が証言している通りである。

渡辺博弁護士は、そのような手紙を両親宛に送りつけることにより、そしてキリスト教牧師と協力することにより、積極的に、ディプログラミング(拉致監禁)に関わっている。彼のディプログラマーを紹介する役割は、両親にディプログラマーを紹介したCAN(Cult Awareness Network = カルト警戒網)のそれと似ている。渡辺弁護士の手紙は、拉致監禁の機会を探し求める道具である。


アメリカのネバダ大学のジェームズ・リチャードソン教授は、法律ジャーナル「犯罪、法律、そして社会変革」で、「ディプログラミング:個人の自助努力から組織化された抑圧まで」というレポート(2011年2月にオンライン)を発表した。(管理人註:当ブログでも、2011年8月に紹介した。)その中で、教授は次のように述べている。

多分、日本のディプログラミングにおいて最も驚愕することは、キリスト教の牧師が関与していることである。

日本の弁護士協会は、積極的に反統一教会キャンペーンを行っており、弁護士協会に所属する数名の弁護士は、様々な法廷闘争に成功を収め、統一教会を攻撃し、その活動を抑えこんでいる。

参考URL:
http://law.journalfeeds.com/society/crime-law-and-social-change/deprogramming-from-private-self-help-to-governmental-organized-repression/20110214/


もし、リチャードソン教授が、その日本の弁護士の行動、すなわち、(統一教会に対する法廷闘争だけでなくて)ディプログラミングに積極的に関与していることを知ったならば、教授は、いったいどんな言葉をもって表現するだろうか? ディプログラミングにおける弁護士の積極的関与は、ショッキングで、スキャンダラスな事件である。

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