2011年06月21日

CESNUR 2011国際会議 後藤徹氏分科会でプレゼン

今日から台湾の、Aletheia大学で、3日間の予定(6月21日〜6月23日)で、CESNUR(Center for Studies on New Religions)の国際会議が開催されている。この国際会議は、新宗教についての国際会議で、毎年開催されており、世界中から宗教学者が参加している。今回のテーマは、「世界化した東洋における新宗教:台湾、東アジア、世界」である。

昨年はイタリアのトリノで開催され、後藤徹氏も、アメリカのフェファーマン氏と共に、プレゼンテーションを行った。昨年の様子は、次のページで。
http://humanrightslink.seesaa.net/article/164243866.html


今年のその会議のプログラムをみると、非常に興味深いことがある。
http://www.cesnur.org/2011/dan_programme.html

全部で12の分科会(Session)が開かれるが、その第七分科会(セッション7)は次のようになっている。
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Wednesday June 22, 2011
10,30-13,00 / Session 7
The Unification Church: A New Religion Coming of Age

Chair: Eileen BARKER

"As a Peace-Loving Global Citizen": A Review of the Autobiography of the Rev. Sun Myung Moon
George CHRYSSIDES (University of Birmingham)

Update on the Succession Struggle in the Moon Family
James BEVERLEY (Tyndale Seminary, Toronto)

Recent Developments on Deprogramming in Japan (2011)
Dan FEFFERMAN (International Coalition for Religious Freedom, USA) and Toru GOTO (Unification Church, Tokyo)

"Lost Youth" Compensation Cases and their Relation to Forced Conversion in Japan
Shunsuke UOTANI (Universal Peace Federation, Tokyo)

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6月22日(水)のセッション7(10:30-13:00)で、「統一教会:成人した新宗教」というテーマの分科会が行われる。分科会の議長は、アイリーン・バーカー教授である。バーカー教授は、新宗教に関するトラブル解決のための活動によって、2000年2月「大英帝国第四級勲爵位」を受けている。次のサイトで、宗教ジャーナリスト室生忠氏とバーカー博士との対談が掲載されている。
http://www7.ocn.ne.jp/~murou/scope/scope1/interview.html

さて、その分科会の3番目に登場するのが、国際宗教自由連合のフェファーマン会長、と後藤徹氏である。「日本におけるディプログラミングの最近の進展」と題して、プレゼンテーションが行われる。

そして、4番目に登場するのが、東京の Universal Peace Federation のShunsuke UOTANI氏である。(私の理解に間違いがなければ、UOTANI氏は、後藤さんの通訳も兼ねていると思う。)UOTNANI氏は、「日本における"青春を返せ"損害賠償裁判と強制脱会との関連」という題で、プレゼンテーションを行う。

ちなみに、第七分科会の、一人目は、George CHRYSSIDES氏 (Birmingham大学)で、「文鮮明師の自伝『平和を愛する地球人として』についての考察」であり、二人目はJames BEVERLEY氏 (Tyndale神学校, Toronto)で、「文ファミリー後継問題 最新情報」である。

プログラムを見た感じでは、分科会の半分(単純に計算して1時間45分)が拉致監禁問題に、あてられていることになる。昨年のトリノよりも、多いのではないだろうか? 主催のCESNURや参加学者達が、より興味を示しているということだろう。

ここまで書いて、思い出したことがある。昨年のトリノ会議では、参加していた日本の山口貴弁護士が、会議中にいきなり大声を発し、ひんしゅくを買った事だ。プレゼンされた事に反対を唱えることはもちろん必要で、貴重な事であるが、方法をわきまえないと、国際会議では受け入れられない。参加者が知りたいのは、拉致監禁、宗教迫害があったかどうかである。日本なら大声を発した人が勝つのかもしれないが、国際社会では通用しない。

その山口弁護士の失態も、今回の会議で、拉致監禁についてのプレゼンの時間が増やされている事に、大いに関係していると思う。

山口弁護士は、今年も参加されているのだろうか?もし、そうなら、どんどん発言して欲しい。「この方法でしか、邪悪な統一協会から、そのメンバーを救うことができない。」と、日頃思っていることを、はっきり言えば良いことである。ご健闘を祈りたい。

しかし、彼らが、表に出れば出るほど、窮地に追い込まれて行くようである。別の言葉で、「墓穴を掘る」とも言う。山口弁護士、今回は墓穴を掘らないように、少なくとも、いきなり大声で叫んだりしないようにね。


xxx
posted by 管理人:Yoshi at 11:43| Comment(1) | TrackBack(0) | 宗教/カルトに関する会議等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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