2010年09月30日

◆イタリアでの宗教者会議 - 日本の人権侵害を調査するよう要請

記事タイトル:Scholars of Religion Urged to investigate Human-Rights Violations in Japan
タイトル日本語:宗教学者 - 日本の人権侵害を調査するよう要請される
出典URL:http://www.familyfed.org/news/index.php?id=166&page=1 
記事の日付:2010年9月17日
日本語訳: by Yoshi
注意:日本語訳は、当ウェブサイト管理人によるものです。原文に忠実に訳すよう努力していますが、私の力不足の事もあります。ご了解下さい。


以下、原文と、日本語訳
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Speaking at the annual conference of the Center for Studies on New Religions (CESNUR) in Turin, Italy on September 10, Dan Fefferman, President of the International Coalition for Religious Freedom, urged religious scholars from Europe and North America to conduct independent investigations into the abductions and forced de-conversions of Unification Church members in Japan. Also speaking at the event was Mr. Toru Goto, the Unification Church member who escaped in 2008 from more than 12 years captivity in an attempt to break his Unificationist faith.

9月10日にイタリアのトリノで開催された「新宗教についての年次研究会議(CESNUR)」において、国際宗教自由連盟のダン・フェファーマン会長は、ヨーロッパ、北米から参加した宗教学者に、日本で起きている統一教会員への誘拐、強制改宗問題について、自由で自主的独立した調査を行って欲しいと要請した。そして、2008年に解放されるまで、棄教目的で12年間にわたり監禁された統一教会員
のToru Goto氏が、会議でスピーチを行った。

(訳者註:CESNURの正式な日本語訳が他にあると思います。)

CESNUR is the world’s premier gathering of scholars dedicated to the study of new religions and religious minorities. Approximately 150 scholars attended the conference, held at Italy’s prestigious University of Turin.

CESNURは、新宗教と宗教的少数者についての研究に専念した世界的著名な学者の集まりです。約150
名の学者が会議に参加し、イタリアの由緒あるトリノ大学に於いて開催された。

Goto detailed his terrifying experience of kidnap and torture at the hands of religious deprogrammers in Japan. “It was almost exactly 15 years ago,” he explained, “when I was back at my parents' home in Tokyo. I was suddenly surrounded by a number of people and pushed into a van, which drove me to an apartment arranged for the confinement. At that time I was 31 years old.”

Goto氏は、日本における宗教的改宗者の手による誘拐、拷問の恐るべき体験を詳細に語った。「ほぼ正確に15年ほど前の事でした。東京の実家に帰省した時、突然に何名かに囲まれ、バンに押し込まれ、そして、監禁のために準備されたアパートに連れて行かれました。31才の時でした。」とGoto氏は説明した。

“I was forced to receive daily doses of abusive language against the church and its founder,” Mr. Goto related. Anytime I refuted them, they called me ‘Idiot! Stupid! Evil,’ and so on. My emotional pain was beyond description, and I felt like dying. I frequently attempted escape, even attempting to force my way out, but each time I was overpowered by physical violence.”

「私は、教会とその創始者に対する罵倒を毎日聞かされました。」私が反論すると、彼れは、私を「馬鹿、阿呆、悪魔」と叫びました。私の精神的苦痛は表現できないほどで、私は、多分、命がなくなるのではないかと感じました。何度も、脱走を企て、強行突破も試みましたが、そのたび事に、暴力により押さえつけられました。」

Fefferman reported to conference participants that 10 to 20 Unification Church members are currently victims of forced de-conversions each year in Japan. Two new victims were abducted against their will during the month of August, and another victim was reported missing on September 13. Several more church members remain missing from earlier this year.

フェファーマン会長は、日本では毎年、10名から20名の統一教会員の強制改宗の犠牲者がいることを会議参加者にレポートした。この8月には、彼らの意志に反して、2名の犠牲者が新たに誘拐された。そして、9月13日は別の犠牲者が行方不明になっていることが報告された。あと、数名の教会員が今年のはじめから、行方不明になっている。

In a question-and-answer period following the panel, Fefferman’s assertions were challenged by Mr. Takeshi Yamaguchi of a Japanese anti-UC group calling itself the “National Network of Lawyer’s Against Spirit Sales.” He denounced the UC’s attempt to draw attention to human- rights violations such as Mr. Goto’s 12-year ordeal, calling it “merely a campaign to thwart police investigations against the Unification Church.” Fefferman responded that he hopes Western scholars will conduct independent investigations to determine the truth or falsity of the claims. He added that Western attention is needed because Japanese scholars are “taking a professional risk if they defend the Unification Church.”

パネルディスカッションに続く質疑応答で、フェファーマン会長の主張に対し、「霊感商法に反対する全国弁護士ネットワーク」と呼ばれる日本の統一教会に反対するグループの Takeshi Yamaguchi氏が反論を行った。弁護士は、統一教会は、Goto氏の12年間に及ぶ苦難を利用し、人権侵害問題に注意をそらしていると非難した。「単なる警察の調査を統一教会からそらす」ためのものであると述べた。フェファーマン会長は、西洋の学者達が、自主的で独立した調査を行って、その主張の真偽を確かめて欲しいと応答した。さらに、日本の学者たちは、「統一教会を擁護することにより、学者としてのリスク」があるので、西洋の関心が必要であると加えた。

Peter Zoehrer of the European-based Forum for Religious Freedom (FOREF) told the session that a fact-finding group of European human-rights activists recently visited Japan and was shocked to discover that no Japanese human-rights organization were willing to take up this issue and that “none of the media have tracked this issue that has been going on for so many years.”

ヨーロッパを中心とした宗教の自由会議(FOREF)のピーター・ゾウラー氏は、最近、ヨーロッパの人権活動家による日本への事実探査旅行が行われたと述べた。そして、日本のいかなる人権団体もこの問題を取り上げようとしない事と、そして、日本のメディアが何十年もの間、この問題を追跡していないことにショックを感じたと語った。

Toru Goto’s case is pivotal, Fefferman explained, because prosecutors have refused to indict the perpetrators, even though they are clearly known. “The police and the prosecution office did not arrest a single person,” Goto said, “nor did they even obtain warrants to search for evidence. And on December 9, last year, the Tokyo Public Prosecutor's Office decided, quite incredibly, not to indict the accused. I cannot accept such a conclusion!”

フェファーマン会長は、犯人が誰であるかわかっているのに、検察庁が彼らを起訴していない点で、Toru Goto氏のケースはきわめて重要であると説明した。 Goto氏は、「警察と検察庁は誰ひとりとして、逮捕していません。証拠捜索のための逮捕状も取得しなかったばかりか、昨年の12月9日には、まったく驚くことに、東京検察庁は、犯人を起訴しない決定を下しました。私は、この結論は、とうてい受け入れられるものではありません。」と語った。

While so-called “deprogramming” has been eliminated in the United States for nearly 20 years, there exists a well organized movement in Japan to kidnap Unification Church members and hold them against their will for months or even years at a time, Fefferman said. Japanese government officials turn a blind eye to these abuses and police refuse to investigate, viewing them as mere “family discussions.”

いわゆる「強制改宗」は、アメリカでは20年前に消滅したが、日本では、うまく組織された強制改宗家が存在し、統一教会員を誘拐し、意志に反して何ヶ月も、何年も監禁しているとフェファーマン会長は述べた。日本政府は、これらの事件を見て見ぬふりをし、警察は、単に「家族の討論」と見なし、調査もしていない。

During the last 40 years, an estimated 4,300 members of the Unification Church have been subjected to similar criminal practices in Japan.

過去40年間、日本において、およそ4300名の統一教会員が似たような犯罪的行為を受けている。

“Deprogramming is a kind of spiritual rape involving kidnapping, false imprisonment, and a fundamental abuse of the human right to religious freedom,” said Goto.

「強制改宗は、誘拐、監禁、宗教自由の人権への根本的侵害を含んでおり、精神的なレイプの一種である」と、Goto氏は述べた。

He appealed to the scholars at CESNUR to conduct objective research on the issue of religious kidnappings and to appeal to the Japanese government to crack down on the crimes.

彼は、CESNURに参加した学者達に、宗教的誘拐事件について客観的な調査を行うことと、それらの犯罪行為を厳重に取り締まるよう日本政府に抗議するよう要請した。

Contributed by Dan Fefferman 寄稿 by Dan Fefferman 
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以上、日本語訳終了


posted by 管理人:Yoshi at 18:40| Comment(5) | 宗教/カルトに関する会議等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Yoshiさん
こんにちは
”火の粉をはらえ”に投稿されたYoshiさんと
本ブログの管理人Yoshiさんは同一人物と思っていますが
そうでしょうか?
そうであろうとなかろうと
できましたら、直接メール等で交流できたらと思いますが、、、。
どうでしょう。
米本さんのブログを伝言板に使うわけにもいかないのでこちらに
投稿しました。
Posted by 秀 at 2010年10月01日 12:24
はい、その通りで、同一人物です。秀さんのmail address頂いてますので、のちほど、こちらからメールいたします。
Posted by Yoshi at 2010年10月02日 18:03
YOSHI様
米本和広氏の「火の粉を払え」を見て、こちらに参りました。世界のメディアの邦訳を掲載するのは、本当に大変なご苦労があろうかと思います。しかし情報過多の日本にあって、拉致監禁情報だけはほとんど発信されずに無視されています。情報音痴の日本人に、外国のメディアの報道を伝えることは、大変意義のあることだと思います。

私のブログ「統一教会脱会説得請負人「宮村峻」研究」ではこうした翻訳は能力不足で行っておりませんが、一人一人被害者に話を聞きながら体験談を掲載しています。生の体験談と、外国を含めた拉致監禁情報が合わされば、かなりのインパクトになるのではないかと思います。リンク集に加えさせていただきます。
Posted by 原田和彦 at 2010年10月03日 18:38
Yoshi様
こんにちは。米本さんのブログからきました。
すごいですね。海外ではこんなふうに報道されているなんて・・・。
日本は、統一教会をスキャンダラスな団体と思っていますが、海外では、宗教の自由を侵すことのほうがよりスキャンダラスなんですね。

たいへんな作業であるとは思いますが、是非頑張ってください。
Posted by YAMA at 2010年10月03日 20:20
原田さん、YAMAさん、
私の中では、原田さんといえば「宮村峻研究」、その発足当初からお世話になっています。YAMAさんといえば、すぐに浮かぶのが「笑いをとる作戦」。

私は、拉致・監禁問題を知るようになって、まだそんなに時が経っていないのですが、私なりに、最前を尽くしたいと思います。これからも、よろしくお願い致します。
Posted by Yoshi at 2010年10月03日 22:26
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