2014年03月12日

日本版 「悪の選択」 論 - 拉致監禁正当化理論

ずいぶん前 (2011年4月6日付) のことだが、このブログで、「悪の選択理論 – 犯罪者が自らを守ろうとする防衛理論」 という、記事を書いた。


★「悪の選択」論 (Choice of Evils) とは?
http://humanrightslink.seesaa.net/article/194602114.html
「倉庫でティーンネージャーの男の子が死体で発見された。彼の母親アリソンが疑われた。アリソンの元夫(少年の実の父親)は、刑務所暮らしをしている。アリソンの現在の夫が逮捕されたのをきっかけに、彼女は息子を殺害したことを認めたが、彼の実の父親が凶悪人物であり、そのようになる可能性のある息子の犯罪行為から人々を救うためだったと主張した。検事は、田舎に住むパーフェクトな母親を、有罪判決にもっていくのに苦労する。」

ここで、母親が使った理論が、悪の選択防衛理論である。上記の赤字部分である。アメリカの刑事事件ではよく使われる手法である。上のテレビ番組の場合だと、その母親が、いつもはパーフェクトな母親であり、そして、元夫(少年の父親)が、極悪非道な犯罪人であり、そして、少年の行動に異常だったり、過激な点があれば、説得力はより強くなる。

母親は息子を殺したが、その行為は、息子が起こすかもしれない犯罪行為を防ぐためであり、被害者になるかもしれない人々を守るためと、殺人行為を正当化した。

「『より大きな悪』 を防ぐための行為だから、どうか許してね!」 と、自己正当化しようとするのが、「悪の選択防衛理論」 である。悪の選択論は、アメリカではどのようにディプログラミング(拉致監禁・強制脱会)裁判に使われたのか? そして、日本では、どのように使われているのかをみていきたい。

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posted by 管理人:Yoshi at 16:03| Comment(5) | TrackBack(0) | 拉致監禁正当化防衛理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月08日

失踪から 2ヶ月、石橋正人(イシバシ・マサト)君 いずこに?

全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会 (以下、『被害者の会』 代表 = 後藤徹氏)」 のウェブサイトが、2014年1月6日に、以下の通り、報じている。

★年始に連続の拉致監禁事件 (2014年1月6日付)
http://kidnapping.jp/news/20140106.html
年末年始にかけて拉致監禁事件が二件発生しました。

一人目は、東京・杉並教会所属のSさん(35歳・女性)で、昨年12月28日に新潟県見附市の実家を訪れ連絡が途絶えていました。Sさんは、新潟県長岡市在住の婚約者と共に昨年の合同祝福結婚式に参加していました。Sさんが音信不通になって3日後の同月31日、安否を心配した婚約者がSさんの実家を訪れましたが、既に無人状態でした。

二人目は、東京・八王子教会所属のIさん(26歳・男性)で、実家のある千葉県香取市に帰省した後、今月2日に入って連絡が途絶えました。Iさんが統一教会の信仰を持っていることに対して、Iさんの家族が強く反対していたことがわかっています。

この二件目 (26歳男性 I さん)についての続報が、「国境なき人権インターナショナル」 のニュースレター で流され、「被害者の会」 ウェブサイト が報じている。そのニュースレターによれば、失踪しているのは、石橋正人(イシバシ・マサト)君である。正人君、今、どこに?

統一教会の信仰をもっている石橋正人君に対し、両親等は、強く反対していた形跡があり、これまでの、統一教会信者が受けた拉致監禁の被害と酷似しており、家族等により自由を拘束された監禁状態で、棄教を迫れられている可能性が極めて高い。

2014年2月中旬、「国境なき人権 インターナショナル」 は、日本に代表団 (フォートレ代表と、アーロン・ローズ博士) を送り、警察署、国会関係者、法務省など、石橋正人君の失踪に関して調査を依頼しているが、正人君の所在は、依然、不明なままである。

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posted by 管理人:Yoshi at 12:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 拉致監禁情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月04日

法廷で相手にされなかった「拉致監禁キャンペーン」論

前回の記事で、エイト君らが頼りとする、「拉致監禁キャンペーン」 について書いた。

エイト君らの主張する 「拉致監禁キャンペーン」 とは、次のようなものだ。
http://humanrightslink.seesaa.net/article/389206993.html
- その目的は、相次ぐ関連会社の摘発から追及の矛先を逸 (そ)らすこと (すなはち、組織の引き締め)
- 後藤徹氏はその象徴で、担ぎ出されたシンボル的存在
- 被害者面(づら)をして展開してきた
- 保護説得の真摯な取り組みを、拉致監禁・強制棄教と主張する

この「拉致監禁キャンペーン」 論は、後藤裁判の法廷でも使われた。裁判の始まった頃は、あまり連発されなかったが、結審 (2013年9月24日)が近づくにつれ、被告側の最終準備書面の、その最後の 「裁判所への最後のお願い」 の場面に登場するようになった。

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posted by 管理人:Yoshi at 07:50| Comment(3) | TrackBack(0) | 拉致監禁正当化防衛理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする