2011年07月25日

ワシントンDCで、宗教の自由を求めるイベント開催

2011年7月13日に、アメリカの首都ワシントンDCに於いて、宗教迫害に反対し、宗教の自由を求めるイベントが開催された。今回は、その記事を紹介したい。そのイベントは、ワシントン・タイムズ財団(WT社は統一教会の文鮮明師により創設)と、天宙平和連合(統一教会の関連団体)の共催で、WT社にて催された。

今回の記事は、英語・日本語の併記ではなく、原文は、この記事の最後にまとめて掲載する。WT社のコピーライトの規約があって、切ったり貼ったりできなくて、広告も掲載すると言うことで、1ヶ月間無料で原文が掲載出来た。その後は、原文は、このページからは、なくなるかもしれないが、次の出典元リンクをクリックすれば、原文まではたどり着けると思う。

記事タイトル(原文):Faith groups call for greater efforts to promote tolerance
タイトル日本語:宗教団体、寛容さ推進に多大な努力を求める
出典元URL:http://www.washingtontimes.com/news/2011/jul/13/faith-groups-call-for-greater-efforts-to-promote-t/#.Th5RsWJOvdE.email
記事の日付:2011年7月13日
日本語訳: Yoshi


以下、日本語訳
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Tim Devaney ティム・ディベイニー
2011年7月13日7:44pm

様々な信仰の宗教指導者、活動家がお互いに寛容であることを求め、そして米国政府は、世界で起きている信仰故の差別・迫害に対しての闘いを強化するよう求めた。

「すべての人は、信じる自由も、信じない自由も有している。それは、神から与えられたすべての人の権利である。」と、アメリカ国務省の国際宗教の自由特別大使に、今年、任命されたスーザン・ジョンソン・クック女史は語った。

ワシンントン・タイムズ社で行われた「Stop Religious Persecution Now(今すぐやめろ 宗教迫害)」の一日に及ぶ会議では、何名かのスピーカーが、Rep. Frank R. Wolf (フランクR. ウルフ )下院議員(共和党バージニア州選出)が、議会に提案している法律に賛意を表明した。その法律は、海外での宗教の自由擁護者としての国務省の役割を強化させるものである。

その法律の定めでは、アメリカの海外での役務に従事している職員に、宗教の自由促進についての新しいトレーニングを施し、宗教の自由を規制していると見られる国々によりスポットライトをあて、U.S. Commission on International Religious Freedom (USCIRF = 世界の宗教の自由に関するアメリカ委員会)の独立性を再確認するものである。

そのイベントに参加したのは、キリスト教徒、イスラム教徒、ヒンズー教徒、シーク教徒等であり、他の宗教も参加した。スピーカー、参加者には、議会議員、政府職員、宗教の自由推進者、そして、Center for Understanding Islam (イスラムセンター), the Hindu America Foundation (ヒンズー教財団) and ChinaAid (対中援助協会)等の代表も参加した。

そのイベントは、Universal Peace Federation(天宙平和連合)と、The Washington Times Foundation (ワシンントン・タイムズ財団)により共催された。

宗教活動家は、「宗教差別に対する闘いで一体感があった。」と語った。

Becket Fund for Religious Liberty(宗教自由のためのベケット基金)の政府担当部長のTina Ramirez (ティナ・ラミレス)女史は、「いかなる宗教団体も安全ではないというのが問題だ。一方で他を迫害し、一方では迫害される立場になるかもしれない。だから、不幸にも、宗教迫害は、境目がない。」と語った。

基調演説を行ったインジン・ムーン師は、「一つになるべきときに、分裂している世界の宗教は問題である。」と語った。彼女は、世界基督教統一神霊教会の会長兼CEOであり、ワシントン・タイムズ創設者の文鮮明師の娘である。

「私たちは一つの家族に属しているのではありませんか? 他の人々の信仰が理解できないという理由で、また、同意しないということだけで、彼らを虐待することができますか?」と、語り、他の信仰を持つ人々との関係で、「寛容」や「共存」以上のことをするよう、仲間の宗教指導者に求めた。

「私は、自分の子供をみて、『あなたを容認します』とか、『私たちは共存できると思います』とは言わない」と、インジン・ムーン師は語った。

会議への参加者は、アメリカでは宗教的迫害は大して問題ではないが、宗教的差別はは存続していると述べた。

アメリカヒンズー協会の人権担当であるRamesh Rao(ラメシュ・ラオ)氏は、「アメリカは、確かに最も自由な国の一つであるが、差別問題が存在している。アメリカのヒンズー教徒は寺院建設の許可を得るのに苦労している。」と述べた。

シーク教徒の主任弁護士であるHansdeep Singh(ハンディープ・シング)氏は、彼の信徒達は、国を超え空港で偏見に出会う。彼の付けているターバン故に、金属探知器を通る前に、担当官が呼ばれて、触られて検査を受け、まるで檻の動物のようだ。「何か、私は悪いことをしたのか?」と聞かざるを得ない。

フロリダ州選出共和党下院議員Gus M. Bilirakis (ガス M. ビリラキス)氏は、彼の名付け親は、キリスト教徒であったため、トルコを追い出された話をし、「宗教迫害問題は、個人的に私の心を動かす問題です。私の心にとても大切な問題あるがゆえ、いつもあなたがたと共にいることを、皆様に誓います。」と語った。
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日本語訳終了

<ここからは、管理人(訳者)のコメントです。>

今回の記事で、始めて U.S. Commission on International Religious Freedom (USCIRF = 世界の宗教の自由に関するアメリカ委員会)という組織について知った。USCIRFは、主に北朝鮮、中国、ビルマ、エジプト等の国家的宗教弾圧を対象に調査し、大統領、国務長官、アメリカ議会に報告している。私も、さっそく、そのウェブサイトに入り、メールアドレスを登録して、情報を送ってもらうようにした。

記事中に出てくる基調演説をしたインジン・ムーン師は、統一教会の創設者文師の令嬢である。彼女は、毎週のように、ワシントンDCに向かい、アメリカの議員に、日本の拉致監禁問題を訴えているという。ワシントン・タイムズの記事の中には出てこなかったが、インジン・ムーン師は、日本の拉致監禁の事も、基調演説で訴えている。その内容は、アメリカ統一教会のウェブサイトにアップしてあったので、また時を見て、紹介出来るかもしれない。





以下は、広告付き、この記事原文です。コピーライトの関係上、8月21日頃まで、掲載されているはずです。

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2011年07月13日

ICSA国際会議:拉致監禁問題 攻めの被害者と守りの弁護士

最下段に追記:2011-07-23

2011年7月7〜9日、スペインのバルセロナに於いてICSA(国際カルト研究協会 = 反カルト協会)の国際会議が開催されました。スケジュール等の詳細は、前回の記事で書いた通りです。アメリカ統一教会本部ウェブサイトにその会議の模様がレポートされたので、紹介致します。


記事タイトル 原文:Abduction Victims Finally Given the Stage against Faithbreakers
記事タイトル 日本語:拉致監禁被害者、国際舞台で信仰破壊者に立ち向かう
出典URL:http://www.familyfed.org/news/index.php?id=272&page=1&apage=1
発表機関(英語):Unification Church
発表機関(日本語):統一教会(アメリカ)
記事の日付:2011年7月12日
日本語訳: Yoshi(このブログの管理人)、記事内リンクは訳者による
写真:この記事の出典元 + http://omoroiyan2.blogspot.com/

For the first time, Unificationists challenged faithbreakers and their allies at a major international conference of academics held by the International Cultic Studies Association (ICSA), considered by many an anti-cult group, in Barcelona, Spain on July 8, 2011. Although some Unificationists have attended the ICSA conference for many years, this year’s conference was the first to allow them to present their reports on faithbreaking, or so-called deprogramming. Two sessions, one by Unificationists and another by lawyers and activists opposed to the UC, were among several sessions of the ICSA conference that drew more than 300 attendees from around the world, including scholars and government officials.

初めてのことであるが、2011年7月8日、ICSA(国際カルト研究協会 - 多くの者には反カルト団体と見られている)の国際的学術会議にて、統一教会信者が信仰破壊者とその同調者に対し異議を唱えた。ある統一教会員は、これまで何年もの間、ICSA会議に参加してきたが、今年の会議では、いわゆるディプログラミングと言われる信仰破壊についてのプレゼンテーションが始めて許可された。多くの分科会の中の二つの分科会は、一つが統一教会員によるもの、もう一つが統一教会に反対している弁護士や活動家によるものだった。ICSA会議には、世界中から300名の参加者があり、学者や政府関係者も含まれていた。

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プレゼンテーションを行っている紀藤弁護士
全国霊感商法対策弁護士会代表

Eileen Barker, the chairperson and founder of the Information Network Focus on Religious Movements, opened one session with an introduction to deprogramming issues. More than 4,300 Unification Church members have undergone abduction and forced confinement to break their faith, according to leaders of the Unification Church in Japan, yet none of their formal filings with Japanese police have resulted in criminal prosecutions. Representatives from an anti-UC organization, the National Network of Lawyers Against Spiritual Sales, Masaki Kito and Takashi Yamaguchi, along with two journalists from the Almost Daily Cult Newspaper, attended. Dan Fefferman, President of the International Coalition for Religious Freedom, offered a presentation that sought to clarify the testimonies of victims of deprogramming in Japan.

アイリーン・バーカー氏(「宗教運動における情報ネットワーク」の創設者であり委員長)が、ディプログラミング問題について、まず紹介を行った。これまで、4300名以上の統一教会員が信仰を破壊させる目的で拉致監禁の被害を受けてきたが、日本統一協会の指導者によれば、日本の警察に対しての申し立てに対し、ただ一つも刑事訴追されていない。反統一教会組織である、全国霊感商法対策弁護士会の代表である、紀藤正樹氏、山口貴史氏が、「やや日刊カルト新聞」の二人のジャーナリストと共に会議に参加した。ICRF(国際宗教自由連合)会長のダン・フェファーマン氏が、まずプレゼンテーションを行い、日本におけるディプログラミングの被害者の証言を明らかにしようとした。

Dan Fefferman 2.jpg
ダン・フェファーマン氏
http://www.religiousfreedom.com/index.php?option=com_content&view=article&id=46&Itemid=28

“The anti-Unification Church lawyers were very defensive, because in the past they always had the show to themselves,” Mr. Fefferman said of his experience at the conference, adding: “They were always unchallenged, but this time they had to stand up against our reports about human rights violation in Japan. The ICSA seemed shocked to hear our reports, and even though some of them were negative parents of deprogramming victims, they generally didn’t approve of the deprogramming techniques.”

フェファーマン氏は、「反統一教会の弁護士達は非常に防衛的でした。これまでは、いつも、彼らの独壇場でした。彼らは、反対意見を唱えられたことは決してありませんでした。しかし、今回は、日本の人権侵害の私たちの報告に対し、持ちこたえなければなりませんでした。国際カルト研究協会は、私たちの報告に衝撃を受けたようでした。そして、ある参加者は、子供をディプログラミングした(カルトに)否定的な両親でしたが、彼らは、そのディプログラミングのやり方には賛同していないようでした。」と、会議での体験を語ってくれた。

Toru Goto and Luke Higuchi, both victims of deprogramming, followed Mr. Fefferman’s presentation with their personal testimonies on the subject. Responding to claims by lawyers that victims of deprogramming voluntarily stayed in condos specially prepared to confine church members, Goto said, “I was detained on the 8th floor. The entrance door was closed with security chains, which were padlocked. [There was] a window lock system. With this special window lock system installed, the window cannot be opened from inside. I attempted to destroy this lock by kicking it again and again in vain.” Goto also emphasized that distressed relatives of church members often were manipulated by scare stories from the deprogrammers.

ディプログラミングの被害者である後藤徹氏と樋口ルーク氏は、フェファーマン氏のプレゼンテーションに続いて、個人的な体験を語ってくれた。ディプログラミングの被害者は自発的にマンションにとどまっていたという弁護士達の主張に答える形で、後藤氏は「私は、8階に監禁されました。表玄関には、チェーンが巻かれ、南京錠で鍵が付いていました。窓には、特殊な鍵が装着され、内側からは開けられない仕組みになっていました。私は、何度も何度も、その鍵を蹴りつけましたが、無駄でした。」さらに、後藤氏は、「心配した教会員の親族は、ディプログラマーから恐ろしい話を聞かされ、巧みに操られている。」と語った。

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後藤徹氏(拉致監禁被害者)

“Although my family members carried out the actions of kidnapping and confinement, they were not the kind of individuals who normally would have dared to execute such malicious practices. Systematically kidnapping and confining someone were the last things they could ever devise,” Goto told the ICSA session.

「私の家族が、拉致監禁を実行しましたが、私の家族は、そのようなひどい事を普通するような人たちではありません。計画して拉致監禁するなどとは、彼らが考えつくような事ではありません。」と、後藤氏は、会議で述べた。

Just the presence of Unificationists at the conference challenged preconceived notions of the Unification Church, according to Luke Higuchi, president of Survivors Against Forced Exit (SAFE). “Because they [the organizers of ICSA] had never met us personally, they’ve created their own images of us and are used to thinking of us as nothing more than zombies. But I believe that having conversations with Unificationists face-to-face at this conference has made a huge impact for the better, and has caused them to change their understanding of our movement. They were impressed with us,” he told Familyfed.org.

SAFE(強制改宗に反対する被害者の会)代表のルーク樋口氏によれば、会議における統一教会員の存在は、統一教会に対する先入観が正された時でもあった。「彼ら(ICSAのオーガナイザー)はこれまで、私たちに個人的に会ったことがなかったので、私たちに対するイメージを作り上げ、私たちの事をゾンビー以外の何者でもないと思っていました。しかし、今回、彼らが、この会議で統一教会員と面と向かい合って話をしたことで、よい方向に大きなインパクトを与えることができ、私たちを正しく理解できるようになるものと信じています。彼らは、私たちに良い印象を持ちました。」と、樋口氏は語った。

ICSA 2011 Higuchi.jpg
ルーク樋口氏(拉致監禁被害者)


Shunsuke Uotani, a spokesman for the Unification Church in Japan, closed the session by presenting the particular cases of members who had been kidnapped and de-converted. Uotani reported that 80 percent of the individuals who have sued the Unification Church had previously suffered abduction and involuntary imprisonment. During a brief, follow-up Q&A, the anti-cult lawyers did not ask questions but spoke only to encourage the participants to attend their own session, which took place later that afternoon.

日本統一教会のスポークスマンである魚谷俊輔氏は、拉致監禁・強制改宗されたメンバーの特殊なケースについてのプレゼンテーションを行い、その分科会の最後を担当しました。魚谷氏は、統一教会に対して裁判を起こした80%の人々は、それ以前に、拉致監禁を味わった人々であるとレポートしました。質疑応答の時間では、反カルト弁護士達は質問はせず、午後に開かれる彼らの分科会に参加してくれるよう発言しただけでした。

ICSA 2011 Uotani.jpg
質問に答えている魚谷俊輔氏(左端)
右端はアイリーン・バーカー女史、中央は樋口氏


Higuchi observed that Mr. Fefferman’s lecture was better attended, and that “there was not much interest” in the following presentation by deprogramming lawyers Masaki Kito and Takashi Yamaguchi, the lawyer who is opposing Mr. Goto in his civil case against the professional deprogrammers. “Mr. Kito seemed embarrassed because he was pressed for time and could only share one-third of his presentation,” said Higuchi, “and during their following Q&A session, the lawyers declined from answering questions from Unification members due to pending litigation.”

樋口氏は、「フェファーマン氏の講義には多くの人が参加しました。しかし、それに続く、ディプログラミング派弁護士の紀藤正樹氏と、後藤氏の民事裁判で後藤氏に反対している山口貴史氏によるプレゼンテーションには、大して関心が集まりませんでした。紀藤弁護士は、時間に追われ、準備した3分の1しか語れず当惑したようでした。質疑応答では、弁護士達は、"係争中の訴訟"を理由に、統一教会メンバーの質問には答えませんでした。」

According to Fefferman, speaking on behalf of our members at this conference was “important step for us. We struck a good blow for human rights, but it’s not a total victory yet. There’s a lot of work to be done.”

フェファーマン氏が、会議に参加したメンバーを代表して、「私たちにとって、重要なステップです。人権のための大きな一撃となりましたが、まだ完全勝利ではありません。やるべきことが多く残っています。」と語った。

Contributed by Ariana Moon
寄稿 by アリアナ・ムーン
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原文と、その日本語訳終了


紀藤弁護士は会議後、次のように、Twitterで、ささやいていらっしゃる。
@masaki_kito
弁護士 紀藤正樹 Masaki kito
会議でのスピーチは終了。が準備したものの3割しか発表できずストレスがたまった。多忙でもあり来年の参加はできればしないつもりなのでとても残念。でも出会いがあった。大切にしたい。それにしても日本からの参加が全員ボランティアであることがどうして統一教会側にはわからないんだろう?


多忙を理由に、「来年の会議はしないつもり」というのは、そのままでは受け取れない。以下は、私の勝手な想像である。

これまでは、全国霊感商法対策弁護士会にとっては、ICSA会議は、まるでホームグラウンド、敵のいない中、まるで反カルトの世界的寵児のようにもてはやされてきたけれども、そんな時代は終わってしまった。12年も監禁された人、精神病院に閉じこめられた人が、「私は、人権侵害を受けました。」と証言すれば、世界の普通の人々、カルト会議に参加している反カルトの人々も含めて、「それは、よくない。」と言うことになる。しかし、日本の弁護士達は、そう言えない。となれば、世界の人々は、「この弁護士達、裏で何か悪いことをしてるんじゃない?何か、隠してるんじゃない?」ということになり、とても、居心地の悪い所となる。そんなところに、わざわざ行きたくはないだろう。

さらに、反カルトでは、金儲けができなくなりつつあるし、華やかな舞台もなくなってきた。以前のように、ぼろ儲けができないし、注目も浴びれないのに、なぜ、お金を出して遠くまで・・・ということになる。今回の会議では、弁護士連絡会から3名、カルト新聞から2名。(私は、誰がお金を出したとかは興味はない。)飛行機代、ホテル代で、一人最低20万円かかったとして、合計100万円。100万出して、大勢で詰めかけて、プレゼンテーションした価値があったのか?拉致監禁された被害者(統一協会)側が注目を浴びただけではなかったのか?

このまま、拉致監禁に対して明確な態度を取らず、カルト会議に出続ければ、5年、10年もすれば、「人権抑圧弁護士」とか、「ディプログラミング弁護士」とか、世界から言われる可能性だってある。紀藤弁護士は、そこまで計算して、来年の会議にはでないと言っているのだろうか?

しかし、出会いがあったそうで、うらやましい限りであるが、怪しい出会いでないことを祈る。「赤い旅団」のテロ攻撃に遭われないように。でも、次の出会いを求めて、あとしばらくは参加されたらどうか?


それにしても、やや日刊カルト新聞は、2名も記者がバルセロナまで行っているのに、そして、30分のプレゼンの時間をもらっているのに、ホテルの部屋のサイズについてのレポートは見たが、会議の中身についてのレポートがない。多分、今、準備しているのだろう。上記翻訳記事は、アメリカの統一教会の発表であるので、立場の違うカルト新聞のレポートも是非読んでみたい。

つい、先ほど、カルト新聞に、「カルト新聞のICSA会議のレポートを読みたい」と、催促のコメントを書き込んだ。
http://www.blogger.com/comment.g?blogID=8397707658989947714&postID=6099869872788922535


追記:2011-07-23夜
この本文の記事をポストして、そして、カルト新聞のコメント欄で、彼らの側からのレポートを催促して、すでに10日経過した。しかし、カルト新聞は、ICSA国際会議での模様をレポートする気配がまったくない。高いお金を払って、貴重な時間を使って、はるか地の果てバルセロナまで、大人の記者が二人も参加し、プレゼンテーションまでしているのにである。実に奇妙な事である。次のような仮説を立てざるを得ない。

「彼ら(カルト新聞記者達)は、反カルトの国際会議、いわば、ホームグラウンドに、乗り込みプレゼンまで行ったが、結果は惨憺たる状況だった。まるで、彼らのおかげで、拉致監禁被害者がより注目を浴びてしまうことになった。カルト新聞のプレゼンテーションは大失敗であった。参加しない方がよかった。」

カルト新聞がそうでないというなら、是非、反論でも何でも書いて欲しい。カルト新聞の読者も、読みたいのではないだろうか? 

カルト新聞を見ると、自分たちの不利になるような記事は書かない方針なのだろうか?それは、それで立派な戦略かもしれない。もしそうなら、ブログのタイトルから「新聞」とか「News」という言葉を削除すべき。もし、彼らが、書かないなら、私のほうから、そのうち爆弾を三つくらい落としてあげようと思う。


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posted by 管理人:Yoshi at 20:04| Comment(6) | TrackBack(0) | 宗教/カルトに関する会議等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月02日

2011年7月8日反カルト国際会議にて、拉致監禁推進派・反対派が集結、プレゼンを行う

追加記事/情報 最下段 2011-07-08 朝 & 夜

来週のことであるが、スペインのバルセロナで、反カルト団体ICSA主催の国際会議が開かれ、日本の全国霊感商法対策弁護士連絡会の弁護士等と、日本の拉致監禁の被害者等が集まり、双方、プレゼンテーションを行う。

ICSAとは:
International Cultic Studies Association(国際カルト研究協会)は、1979年に発足し、カルト研究を行う世界的ネットワーク機関である。一年に一度、国際会議を開いている。主に、反カルトの活動家・学者・元カルト信者等が参加している。日本からは、全国霊感商法対策弁護士連絡会の弁護士等が、毎年のように参加している。2009年の会議から、拉致監禁の被害者も参加するようになった。

昨年2010年はアメリカ・ニュージャージー州フォートリーで開かれた。昨年の会議に関するフェファーマン氏のレポートを、先日紹介した。そのフェファーマン氏のレポートには、「魚谷氏、後藤氏、フェファーマン氏は、ICSA会長のマイケル・ランゴーン氏、Infocult/Infosect代表のマイケル・クロップベルド氏に会い、来年の会議で、日本のディプログラミングについての分科会を開くよう提案した。かれらは、私たちの準備した資料を受け取り、その 提案を考慮するよう同意してくれた。」とある。

今年(2011年)は、スペイン・バルセロナで、7月7日(木)〜9日(土)の3日間開催される。そして、今年のICSA会議では、Deprogramming in Japan (日本におけるディプログラミング)という分科会が設けられている。ICSAのウェブサイトによれば、拉致監禁に関する分科会は次の通り開催される。

http://icsahome.com/infoserv_respond/event_conferences_workshops.asp?ID=395#Barcelona
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2011年7月8日(金)
11:00 – 12:30 404号室

Deprogramming in Japan  
日本におけるディプログラミング


Introduction to the Deprogramming Issue  
ディプログラミング問題への序論

Eileen Barker Ph.D., Moderator        
アイリーン・バーカー博士 – 司会

‘Deprogramming’ in Japan: Fact or Fiction? 
日本のディプログラミング:真実か、でっち上げか?

Dan Fefferman, M. Div  
ダン・フェファーマン 神学修士

Victim Testimonies被害者の証言
Toru Goto 後藤徹
Luke Higuchi ルーク樋口

The Connection between ‘Lost Youth’ Compensation Cases and Forced Conversion in Japan
日本における「青春を返せ」損売賠償裁判と、強制改宗との関連

Shunsuke Uotani  魚谷俊介
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昨年、後藤氏、魚谷氏、フェファーマン氏が提案した通りの分科会が設けられている。1時間半にわたる分科会に、5名のスピーカーが登場し、拉致監禁(ディプログラミング)問題について、プレゼンテーション、証言等を行う。ICSAにとっては、統一教会といえば、彼らがカルトと扱うグループである。この半ば、敵対するグループの提案をほぼ受け入れ、1時間半の分科会を開くのである。

そこで、私は、ICSAのディプログラミングに対する見解を知りたくなり、ICSAのウェブサイトを調べてみた。ICSAのウェブサイトの中、FAQ(よくある質問)のページの、「どうやって、子供をカルトから救い出すか?」の項目の中の一つのページにディプログラミングについての記述があった。

ちょっと、長くなるが、その原文と日本語訳(管理人による)を紹介したい。(カラーは訳者による)

http://icsahome.com/infoserv_respond/faq_howgetkidout.asp?Subject=From+Deprogramming+to+Thought+Reform+Consultation#More

Deprogramming ディプログラミング

Parents were doing what they could to rescue their children from what were perceived as dangerous situations. Through trial and error, the controversial process of deprogramming developed. In the 1970s it became the preferred means of rescuing a cult member, as to many it was perceived as the only way a cult member could leave a cult. As we witness today, this is a misperception as thousands of cult members walk away from cults annually. In fact, in very unofficial polls taken at conferences and AFF recovery workshops, the majority of people attending are walkaways. But at the time, families based their decisions on the prevailing information. And a good part of that decision was based on the fact that in some groups, members were zealously protected from parents, often having their names changed and moved from location to location.

両親は、危険な状況と認められたグループから子供達を救出するため、可能なすべてを行っていた。試行錯誤の中、問題多きディプログラミングの一連の作業が確立していった。ディプログラミングは、1970年代には、カルトメンバー救出の推奨された手段となり、多くの人に、カルトメンバーがカルトを離脱することのできる唯一の手段と思われるようになった。これは、間違った見識である。と、いうのは、今日、私たちが目の当たりにすることは、何千人というカルトメンバーが、自発的に毎年カルトから去っているということだ。実際、会議での非公式の調査や、AFFリカバリー(カルトからの回復)セミナーでの調査では、参加した人々の過半数は、自発的にカルトを去った人々である。しかし、当時は、家族は、広まっている情報に基づいて行動したということだ。その決断の良かった部分は、あるグループでは、メンバーは熱心に親から守るため名前を変えたり、頻繁な移動を行っていたという事実に基づいていたという事だった。

We must add here that not all deprogrammings were "rescue and hold" situations. There were some where the group member was free to leave at any time and there were some where ex-members sought voluntary deprogramming.

私たちは、ここですべてのディプログラミングが、救出と監禁というものではなかったということを付け加えておきたい。ある場所では、メンバーは自由に去ることが出来たし、また元メンバーが自発的にディプログラミングを求めたこともあった。

But for our purpose today, and in our thinking, we will use the term deprogramming to mean an involuntary situation, exit counseling to mean a voluntary situation, and thought reform consultation to mean an entirely different approach and we will seek to explain the differences and the history.

しかし、今日の私たちの目的のため、そして私たちの考えの中では、ディプログラミングという言葉を本人の望んでいない状況という意味で使い、Exit counseling (退会カウンセリング)は、本人の望んだ状況を意味し、thought reform consultation (思想改造コンサルテーション)は、まったく違ったアプローチを意味し、その違いや歴史を、これからも説明をしていきたいと思う。

Deprogramming was controversial because it involved forcing a group member to listen to people relate information not available in the cults. Some state legislatures passed conservatorship legislation to legalize the process, one of which was vetoed by the governor. Later the opposition to deprogramming and the recognition of the effectiveness of less restrictive alternatives grew.

ディプログラミングは問題があった。なぜなら、グループのメンバーに、そのカルトでは入手できない情報を無理やり聞かせようとしたことを伴ったからである。ある州では、「後見管理」法*を立法化しようとしたが、知事の拒否権により否決された。後に、ディプログラミングへの反対と、他のより規制の少ない有効な替わりの手段が現れてきた。

(訳者注:conservatorship legislation – もっとまともな日本語訳があるとは思うが、調べる時間がない。問題あるカルトに入信した人物を、法律に基づき、カルトから救出し、隔離することを許す法律で、ディプログラミングを合法化しようした法律。いくつかの州で、議会は通ったが、知事が拒否権を使った。ニューヨーク州もその一つである。)

In deprogramming, group members were sometimes abducted from the street; although more commonly they were simply prevented from leaving their homes or a vacation cabin or motel. Deprogramming often succeeded in extricating the family member from the cult; nevertheless it failed more often than many realized and sometimes lawsuits were filed against parents and deprogrammers. In a few cases arrests and prosecution resulted.

より一般的には、彼ら(カルトメンバー)は、ただ単に、家や、別荘、モーテルから出られないようにされていただけだが、ディプログラミングでは、時として、メンバーは路上で誘拐された。ディプログラミングは、家族のメンバーを救出するのに成功した。にも関わらず、多くが思っていた以上に失敗し、時に、両親やディプログラマーは、裁判に訴えられた。いくつかのケースでは、逮捕され、有罪判決が下りた。

The actual process of a deprogramming, as we see it, differs a great deal from voluntary exit counseling. Some of the ideas about cults and brainwashing prevalent at the time contributed to that process. It was believed that the hold of the brainwashing over the cognitive processes of a cult member needed to be broken -- or "snapped" as some termed it -- by means that would shock or frighten the cultist into thinking again. For that reason in some cases cult leader's pictures were burned or there were highly confrontational interactions between deprogrammers and cultist. What was often sought was an emotional response to the information, the shock, the fear, and the confrontation. There are horror stories -- promoted most vehemently by the cults themselves -- about restraint, beatings, and even rape. And we have to admit that we have met former members who have related to us their deprogramming experience -- several of handcuffs, weapons wielded and sexual abuse. But thankfully, these are in the minority -- and in our minds, never justified. Nevertheless, deprogramming helped to free many individuals held captive to destructive cults at a time when other alternatives did not seem viable.

実際のディプログラミングの一連の行為は、自発的な「退会カウンセリング」とは、大いに異なっている。その当時広く行き渡っていたカルトと洗脳理論の考えの一部が、そのディプログラミングの一連の行為に寄与した。カルトメンバーに衝撃、動揺、恐怖を与え、再び思考させる方法により、彼らの認知過程においての洗脳の影響力が壊されなければならない、別の言い方をすれば、ある人たちが使った言葉だが、「ポキッと折れ」なければならいと、信じられていた。そのような理由で、あるケースでは、カルトリーダーの写真が燃やされたり、またカルトメンバーとディプログラマーとの間で、激しい対立的な交流もあった。たいていの場合、模索されたのは、情報、衝撃、恐怖、対立に対する情緒的な反応だった。束縛、殴打、レイプに関して - 多くはカルトメンバーにより熱烈に宣伝されているものだが – 恐るべき話もある。私たちは、元カルトメンバーと面会した事を認めざるを得ない。彼ら(元カルトメンバー)は、ディプログラミングでの体験 - 手錠の使用、武器の行使、性的暴行 - を私たちに語ってくれた。しかし、これらの事例が少数であることには感謝するが、私たちの考えの中では決して正当化できない事例である。しかしながら、ディプログラミングは、他の替わるべき実行可能な方法がなかった当時、破壊的カルトに囚われた多くの個人の救出に寄与した。
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(ICSAのディプログラミングに関する見解の紹介おわり)


反カルト団体の、ディプログラミングに対するコメントだけに、被害者の目からみたら、少々生ぬるい表現もあるが、それでも、ICSAは、「本人の望んでいない強制力を伴ったディプログラミングは、問題のある方法であり、決して正当化できないものである。」と言っている。

さて、この見解から見たら、後藤徹氏の12年5ヶ月の拉致監禁は、許されざる、決して正当化できない行為である。ICSA会議で、後藤氏と共に証言するルーク樋口氏にしても、まったく正常な人間を精神病院に入れ薬漬けにしようとしている。どちらのケースにしても、ICSAの観点からみて、正当化できないケースである。

ルーク樋口氏の体験談
http://ratikan2010.blog134.fc2.com/blog-entry-90.html


今回のICSA会議Deprogramming in Japan分科会では、アイリーン・バーカー博士のスピーチの後、フェフェーマン氏が、トップバッターで、「真実か、フィクション(でっち上げ)か?」というテーマで、プレゼンテーションを行う。このテーマは、日本の拉致監禁派(この会議に出席)の「拉致監禁はなかった。後藤氏の引きこもりだった。」とするディプログラマー側への先制攻撃かもしれない。それに対して、今回参加する、紀藤弁護士、山口弁護士は、真実か、嘘かと聞かれているのだから、「それは、作り話である。」と言うことを、正々堂々と、反論して頂きたいと思う。ジャッジするのは、反カルトのICSA会議に参加している人々である。


さて、ICSA会議に参加する拉致監禁推進・容認派の人々も紹介したい。
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2011年7月8日(金)
11:00 – 12:30 403号室  「PhD(博士)」グループのプレゼンテーション


Towards a Critical Psychology of Cults and Sects – Empowerment and Recovery through Action Research
Rod Dubrow-Marshall, PhD

Dissociation and Depression in Treatment-Seeking Former Members of Contemplative Cults
Donna Adams-Weiss, Ph.D., LPC

An examination of the validity of Group Health Scale by administrating to former members of Japanese cultic groups
日本の元メンバーへ施行する集団健康尺度の有効性についての調査

(訳者注:このテーマの日本語訳は自信がありません。)
Kimiaki Nishida, Ph.D.; Fuzuki Kuroda, Ph.D.
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この分科会は、PhD(博士)達の発表の分科会のようである。Nishida博士、Kuroda博士は、3番目に登場する(持ち時間30分)が、題名からだけでは、発表の内容がよく分らない。尚、同じ時間に、隣の部屋(404号室)では、Deprogramming in Japan の分科会が行われていて、最後の魚谷氏がプレゼンを行う時間とぶつかると思う。


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2011年7月8日(金)
2:30 – 4:00 404号室 「弁護士」グループのプレゼンテーション

How Japanese Government, Lawyers, Citizens and Victims Confront Controversial Groups, Especially the Unification Church
日本政府、弁護士、市民、被害者が問題のあるグループ、特に統一教会といかに取り組むか

Masaki Kito, Esq., Takashi Yamaguch, Esq., Yukari Yamamoto, Eito Suzuki
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この分科会には、いつもおなじみの二人の弁護士(紀藤正樹弁護士と、山口貴史弁護士)に、山本ゆかり氏(Sハッサン著 マインドコントールからの救出 愛する人を取り戻すために 共訳者)、そして、日刊カルト新聞の記者であり、反カルト活動家の「鈴木」エイト氏( = 田中清史氏 )だ。4名全員が語るのかどうかは、プログラムからだけでは分らない。

紀藤氏は、最近のtwitterでこのような発言がある。
> @masaki_kito 弁護士 紀藤正樹 Masaki kito
> あなた自身が統一教会の論理に毒されています。そもそも実態が
> ないのに国際問題になりようがありません。デマの類です。
> @20110327tokyo 国際的な人権問題の一つになりつつある今、
> 一度公聴会の場に反対派も賛成派も顔を出して議論すべき
> ではないでしょうか


さらに紀藤氏の発言としては、米本和広著「我らの不快な隣人」の374ページには、ディプログラミングにより統一教会を脱会した女性との興味深いやりとりが載っている。

山口貴史弁護士は、昨年のイタリア・トリノでのCESNURでの国際会議で、突然に大声を張り上げ、参加者に衝撃を与えた方である。衝撃を与えるにはいい方法だったかもしれないが、ひんしゅくをかってしまい、後藤氏側に打撃を与えるつもりが、逆に、後藤氏側に注目を浴びさせる事になってしまった。

同じ日の午前中の部では、同じ部屋(404号室)で、「Deprogramming in Japan」のプレゼンが行われる。その午前中の分科会では「拉致監禁は、真実か嘘か?」とのテーマでフェファーマン氏が語るのだから、その反論を、正々堂々と訴えて欲しい。昨年の会議では、ほとんどの時間を霊感商法に費やしたらしいが、(それもいいけれども、時間の少しは)ICSAも他の国の参加者も興味を持っている拉致監禁について、一歩も二歩も三歩も踏み込んで発言して欲しい。拉致監禁に対して、沈黙することはないと思うが、弁護士の沈黙は彼らの敗北を意味する。

鈴木エイト氏は、お名前をいくつも使い分けれておられるようだ。昨年の会議では、フェファーマン氏に「もし、あなたが、高い道徳的立場を主張したいなら、拉致監禁に対して、強烈に反対しなければならない。」とのコメントを受けたはずなので、今年はエイト氏の反撃を聞きたいと思う。

いずれにしても、国際会議の場で、逃げたり隠れたりはできない。質問を受けたら、正々堂々と、日頃思っていることを、思いきって反論して欲しい。先ほどの京都での、日本脱カルト協会の公開講座での質疑応答は、あらかじめ文書で質問事項を書き、選ばれた人しか質問できなかったようだが、国際会議では、そんな、不自由な拘束はないはずである。


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2011年7月8日
4:30 – 6:00  404号室 「日刊カルト新聞」グループ他

Twenty-Eight Years Experience Dealing with Sectarian Problems in Europe
Friedrich Griess

The Unique Attempt of the Online Specialty Journal “Yaya Nikkan Cult Shinbun” (Almost Daily Cult Newspaper)
オンライン専門ジャーナル「やや日刊カルト新聞」のユニークな試み

Yoshiro Fujikura and Eito Suzuki

The Alpha Course and the New Apostolic Reformation with New Age Controversies and Cultic Concerns
David Clark
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この分科会では3組がプレゼンを行う。2番目に出てくるのが、やや日刊カルト新聞の主筆藤倉善郎氏と、記者の鈴木エイト氏である。持ち時間は、30分のはずである。鈴木エイト氏は、大活躍で、この日、2回目の登壇となる。

日刊カルト新聞は、2011年3月26日付けの「統一協会“反拉致監禁キャンペーン”後藤事件で第1回弁論」という記事の中で、「我らの不快な隣人」の著者である米本和広氏を、「米国務省からも『統一教会から独立した情報源』とは認められなかった人物である。」と記した。それに対し、私(Yoshi)が、「意図ある意訳は誤訳である」とのレポートを書いたが、カルト新聞主筆は、まともな反論ができず、私と、そのレポートに対し汚物攻撃をしてきた。

会議まで、もう1週間もない。双方、いろんな作戦を練りながら、準備していることだと思う。国際会議は、同じ土俵で拉致監禁推進派と拉致監禁反対派が対決することの出来る、数少ない場所の一つである。逃げたり、隠れたりすることのできない所である。反カルト主催の会議とはいえ、ICSAは、ディプログラミングには反対なので、拉致監禁に関しては、ほぼ中立の場所と言っていいかもしれない。

カルト新聞から二人も行くのだから、どんなやりとりがあったか、報道して欲しい。私も、会議の様子が入ってきたら、記事にする予定であるが、一般の読者にとっては、情報源は、一つよりも多い方がいいはずである。賢明な読者は、どの報道が正しいか、判断すれば良いだけのことである。


追加記事/情報
2011-07-08朝:
ICSA国際会議関連情報を英語ブログにアップ。内容は、この日本語記事の縮小版。

2011-07-08夜:
本記事内でも取り上げている「やや日刊カルト新聞」ですが、そのコメント欄に下記の投稿を行いましたが、アップされないようです。時間をあけて2回トライしましたが、無理のようでした。もしかしたら、あとで、アップされるのかもしれませんが、記録を残すため、ここに追加させて頂きます。

<私の、カルト新聞への2回目の投稿 2011-07-08>
一度、投稿したはずだったのですが、あとで見たら、アップされていないことが分りました。もし、二重投稿になっていたらごめんなさい。

ICSA国際会議のレポート楽しみにしています。

この前の京都での、日本脱カルト協会の公開講座の記事のようなビルの外での出来事もあってもいいですが、会議の中でどんなやりとりがあったか、レポートして下されば嬉しく思います。

カルト新聞の記者でもあるぶるうの氏は、ご自身のブログの中で、京都での出来事について次の通り触れておられます。
http://sayonara1929.txt-nifty.com/blog/2011/07/post-69d1.html
先日あるところでカルト問題についての公開講座をしたのですが、統一協会の人たちが「信教の自由」を求めて炎天下に横断幕をもってシュプレヒコール とチラシまきを行い、講座の会場にも何十人と入り込み、抗議文を講演した人一人ひとりに渡していました。私も受け取りましたが、実に堂々としたものでした。

受付にも全員名前を書いて「統一協会」「CARP」と隠さず書いていました。私は統一協会という団体を支持するつもりもやっていることを認めるつも りも全くありませんが、何か今回の彼らの態度には少しだけ感心しました。議論を挑んでも最後の最後まであきらめずに食い下がってきます。私がかつて親鸞会 批判者に対してやっていたように。


この記事は、ぶるうの氏が、引きこもる親鸞会との対比で書かれたものと思います。短い文章の中に、公開講座の中の様子がぶるうの氏の言葉で描写されています。

カルト新聞のお二人には、是非、(お二人にはそれぞれのやり方があるかと思いますが)その国際会議の中でのやりとりが様子がわかるレポートを書いて下されば嬉しく思います。ご健闘お祈り致します。

しかし、その後、2つのコメントが同時にアップされたため、2回目の投稿は、日刊カルトのコメント欄より削除しました。


xxx
posted by 管理人:Yoshi at 23:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 宗教/カルトに関する会議等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする